「地域に愛されるお店(会社)になる」
考えられたことないですか?
ご縁をいただく方々には、
「地域に愛される」
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ここをコンセプトに
ビジネスをされている方が非常に多いです。
以前、このようなメッセージをいただきました。
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弊社は●●●の中小企業で
先日自社ビルが建ったばかりです。
自社ビルが建ったさいに、
「所在地から愛される会社」になりたいと
個人的に考えていますので、
まずは、会社の近隣住民の方に向けて
ブラックボードで情報発信をしていきたいと
考えておりました。 (後略)
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■漠然とし過ぎ?
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「地域に愛される」
という言葉はよく耳にするし、
僕もよく使います。
大阪で働いていた産直店も
コンセプトの1つでした。
だけど当時は、
「少し綺麗ごとだよな」
と思ってました。
その意味を理解していませんでした。
何をすればいいのか分からず
漠然としてました。
…しかし先日、
「地域に愛される」って、
どんな事なのか?
1つのヒントと出逢いました。
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■院長先生が登場
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あるクリニックへ行ったときのこと。
腰痛を診てもらうのが
目的だったんです。
待ち時間を減らしたかったんで
病院が始まる30分前に到着。
待合室でスタンバイしていたんです。
っで、診察開始の9時に。
待合室には30人近くの患者さん。
診察室から1人の看護師さんが登場。
…そして一緒に、
院長も現われました。
お一人お一人の患者のお名前を呼ぶ
看護師さん。
そして、その患者さんひとり一人に
カルテ(らしきモノ)を渡す、院長。
「足の加減は、いかがですか?」
一緒に、声もかけられている。
患者さん達はリハビリに通院されている方で
おそらく直接は院長の診察を
受けないんだと思います。
リハビリ専属のトレーナーがいて
その先生に診てもらうんでしょう。
しかし、
院長先生が、お一人おひとりに
カルテを渡しながら、声をかける。
こうすることで、
【患者さん】⇔【院長先生】
接触を持たれていました。
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■何も大げさじゃなくていい
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院長先生の行動は、おそらく意図的です。
通院してくださる患者さんの
お気持ちに応えたい。
忙しいから時間はとれないけど、
何かしたい。
そう考えられた1つの行動が、
お一人おひとりにカルテを手渡し、
お声をかける、
になったんじゃないでしょうか。
院長先生のお人柄を考えれば、
察しがつきます。
「…地域に愛される」
漠然としてるし、
きれい事のように聴こえるかもしれません。
しかし、ここを意識するのと
しないとでは、
大きな差が生まれるのも事実です。
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地域密着型のビジネス、
小規模事業者にとっては、
特に、不可欠なポイントじゃないでしょうか。
何も大げさな事、
難しい事をしなくていい。
お客さまへ一声かけるだけでいい。
ちょっとしたひと手間に、
時間を費やす。
そんな些細なことが、
お客さまに受け入れられる。
身を持って教えられた気がします。
ちなみに、僕がお世話になった
こちらのクリニック。
診察開始前にもかかわらず
30名近くの患者さんが列をなしてました。