------------------------------------------------------------------
■ 「お客の興味はいったい何にある!?」
------------------------------------------------------------------
自分のことをお客さまに伝えるのを躊躇される
そんな店主、社長さんって、多いです。
そんな店主、社長さんって、多いです。
一方、僕は、販促物のセミナーやサポートの場でこんな事をよくお伝えしています。
「ご自身の想いをどんどん伝えましょうね!」
すると、、、
「お客さまは、商品に興味があるのであって
”僕(私)の話”なんか知りたくないのでは?」
こんな風に感じられている店主さんが実は、ものすごく多いんです。
・・・果たして、どうなのでしょうか!?
POPやニュースレター等の販促物でそのお店で働く「人」についてを伝える、
これって、お客さまにとって興味のない話なのか?
…1つ良いヒントがありましたので、共有しますね。
------------------------------------------------------------------
■ 想いを伝える意味
------------------------------------------------------------------
以前、ある大学校で「手書きPOP」の講義をさせていただいてきたときのこと。
高知県の県立農業大学校です。
約3時間だったんですけどね、
・モノを売ること
・そのために必要なこと
について生徒さんと一緒に学んできました。
…授業のあと、先生からこんな一言が。
「今日のお話って、
普段のコミュニケーションに共通する話ですよね」と。
生徒さんの中には、
・ご自身の想いを人に伝える
・発信する
といった「自分を出す」のが苦手な方もいるそうで。
要因としては、恥ずかしい、、世代的な特徴、、、など色々とあると思うのですが
想いを伝えることは、
・相手にも喜ばれる
・相手が求めていることである
この「手書きPOPの考え方」を知ることで、生徒さんのカラを破る1つのキッカケになるのでは?
先生はそう感じられたそうです。
っで、ここからが本題です!
(お待たせしました!(笑))
実は、今の話は生徒さんだけでなく、
僕たちモノを売る立場の人間にも大いに参考になるのです。
…ブランド価値について、こんな考え方があります。
製品をブランドとして捉えた時に、顧客が感じる価値には、
1.「基本価値」:品質や機能
2.「便宜価値」:使用や消費の便宜性
3.「感覚価値」:デザインの魅力など
4.「観念価値」:コンセプトやブランド
この4つの階層があるという考え方です。
そして、今回のテーマである、
「自分の想いを伝えること」
っていうのは、4番目の「観念価値」をつくることに、大いに役立ちます。
ちなみに観念価値というのは、簡潔にいうと
その製品に対して抱く、
・「物語(ストーリー)」
・「歴史性」
といった概念的な価値です。
言い換えれば、
1の「基本価値」や2の「便宜価値」に比べて、顧客一人ひとりによって感じ方が違う部分でもあります。
たとえ同じ商品であっても、
同じ品質のモノであっても、
こちらからのアプローチ次第でまったく違ったモノになる価値です。
さらに、時代背景からいくと
1、2、3の価値は今、非常に均一化されてきています。
他製品と区別しづらくなっているのです。
こういったことから1つ言えること。
それは、4の「観念価値」を創り上げていく、その意識が欠かせない。
そして、その価値を創り上げる方法の1つとして、
「お店や会社で働く人間の”想い”を伝える」
という発想が挙がるのです。
「お客さまは、商品に興味があるのであって
”僕(私)の話”なんか知りたくないのでは?」
そのお気持ちも分かります。
ただ一方で、あなたを伝えることは、