「あぁ 気持ちよかった」
「はい…気持ちよかったです」
私は仰向けになっていたが、
いつの間にか腕枕をされていた。
私は、自分が重いかなと思ってそっと
頭をどかそうとする。
いったん彼に背を向ける形で横向きになったが、
やっぱり密着していたいと思って彼の胸の上に
顔を埋めた。
身体の奥がまだじんわりと熱い。
言葉に言い表せない幸福感だ。
たくさん汗をかいて喉が乾いていたので、
ペットボトルのお水を飲もうとするが、
先に彼に渡した。
「ありがとう。」
私も受け取って飲んだ。
「あぁ、すごく良かったよ」
「私も…」
2人とも力が抜けてしまって、
ひとことずつしか出なかった。
しばし、ぴったりくっついた状態でまどろんだ。
テレワーク中だし、比較的パッと別れる感じかな…?と予想した。
そう思うと、名残惜しい気持ちになり、
彼に抱きつきなおした。
左側に仰向けでいる彼の胸に右腕を乗せ、
右脚を彼の脚に絡ませる。
自分の肌との境界線が分からないくらいの
フィット感だ。
触れていて一切の違和感が無い。とても心地良い。
おもむろに彼が言った。
「ふふっ、また濃厚接触しちゃったね」
「そうですね」
「きっとこのセリフ、何万人何千万人の人が
言ってると思うよ。」
「そうかもしれないですね。今の状況だと
言わずにおれない表現ですよね。
でも、そんなにたくさん、不適切な濃厚接触してる人いるのかな。もしそうだとしたら、こういうラブホテル業界は潤ってるのかもしれないですね。」
「どうだろう、潤うまでいくかどうか
分からないけど。」
私はふと、この自粛生活に入って以降、
家族以外で会った回数が最も多いのは彼だな…と
改めて思った。
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