前回会った後にすぐ生理がきた。
そして、その生理が終わった頃にまた、
彼から会いたいと連絡が来た。
私も会いたかったので、会う日にちと場所を決める
やり取りをした。
以前のように、会うための口実を作ることはせず、
会うイコール、ホテルでセックスをするということを
お互いわかった上でのやりとりだった。
待ち合わせ当日、駅の改札を出て、
地下道から地上までエスカレーターで登っていった。
地上に出たら彼がいるのかな?とドキドキしていた。
そんなことでドキドキすること自体、
自分でもおかしかった。
実際に、地上に出たらすぐに彼が待っている様子が
目に入った。
赤いミニタオルをヒラヒラ振ると、
彼はすぐに気がついて笑顔を見せた。
前回別れる時にふと見せてくれた笑顔に似ている。
私は私で、彼と身体や趣味が合うことで離れられないと悟ってラク(?)になったが、
彼は彼で、海外赴任と転職と現在の仕事との間で
もやもやしていることを前回わたしに
長時間かけて吐露したので、なにかスッキリしたのかもしれない。男性がそんな風に、あーでもないこーでもないと長々と話すのは珍しい気がした。(しかもシラフだった)
ラブホテルに入り、
エアコンが効いている部屋のソファに並んで腰掛けた。
内装にこだわりがある部屋だった。
「今日は急にどうしたんですか?」
「会いたくなっちゃったんだ。実はさ、
海外赴任の話、正式に断りました。」
「え、そうなの?」
「コロナ禍の影響で、いつ安心して渡航再開するか分からなくて、行けるはずなのに行けない、っていう
中途半端な状態になっているのが嫌で。
あ、もちろん、コロナの状況が落ち着いたらまた
行きたいと思ってます。」
「そうだったんですね」
「はい。それで、今度は国内で転職活動しようと思います」
「そうなんだ」
「海外赴任すると思ってたから、今の職場の仕事に
モチベーションが維持できなくなっちゃって。」
そこからまた、彼の話が始まった。
思った以上に長い話になる。
彼の、今の仕事内容にモチベーションが
維持できないというのは根が深いようだった。
今までの場所で、やれることはやり尽くしたから海外行きを希望していたのに、
それがなくなったわけだから。
急に、ソファに座った状態で
頬にチュッ、チュッと軽くキスされた。
「…シャワー浴びてきますね」
「うん、待ってる」
彼はベッドに移動して横たわったまま私を凝視する。
私は脱いだ服をハンガーに掛けた。
背中の日焼けの理由を話しながら、
髪留めを外して台に置くと、
彼は後ろから抱きついてきた。
友人家族とミニテントを持って公園に行き、
タンクトップで過ごしていたら焼けてしまったのだ。
私が立ったままで服を脱いでいる最中なのに、
彼は首すじに唇を這わせ、太腿の隙間に
手を入れてくる。
「シャワー浴びてくるので待っててください」
「いいよシャワーなんて。日焼けを見たら色っぽくて興奮しちゃった」
「え、日焼けで?」
「うん、この、白いところと赤くなってるところの
ギャップが色っぽいよ。」
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