少し経った頃、

引っ越し関連で

慢性的にクタクタになっていた時期の

夜遅い時間に彼からメッセージが来た。


こんばんは。今晩はワンオペなのでなんとなくメッセージしてます。

ひとりでいるとtefeさんのことを考えてしまいます。正確には、横で子どもが寝てるけれど。」


「なんとなくメッセージくれたっていうの、

嬉しいです。ワンオペお疲れ様です!」


(いまお子さんは生後5か月?6か月?

彼が夜中にワンオペでお子さんをみてるの?)


「tefeさんはどうしてるの?」


「仕事、引越し関連のあれこれ、家事をして、

さっきようやく落ち着きました。」


働くお母さんは大変だよね。

気持ちが分かるようになりました。」


日本は特に、お母さんが大変な国ですよね」


他の国がどうかは分からないですが、負担がお母さんに集中してる気はします。

僕も最近、子どもを保育園に送迎しています。近くには入れなかったのでタクシーで行ったりして大変です」


「日本でも、色々リソース持ってる場合は良いと

思いますが、なかなか大変ですよね。

でも、うまく言えませんけど、

小さい時期の子どもとどっぷり一緒に過ごせるのは

ラッキーなことだし、親の方も新しい世界観を

知ることができる気がします


それはありますね、僕は街の見方が変わりました。」


育児にコミットする男性が増えたら、

日本の都市設計もガラッと変わりそうですね。

ただ、20年はかかるかな?」


街づくりとか絶対楽しいですよね」


「そうですね〜!小さい子どもと関わってると

、第六感とか第七感?とかが研ぎ澄まされる気が

しませんか?

もともと鋭そうだから、色々な意味で鬼に金棒ですね。」


いやぁ、僕は今は寝不足で感性がだだ下がりです


寝不足の会 by ウィリアム王子ですね。

最近テレビで観て、イギリスの王子でさえ

寝不足なんだなぁと、親近感湧きました。

たまには息抜きしてくださいね。」


「少し疲れが出たみたいで、熱が出てしまいました。気分転換しないとね


あららら。どうぞお大事になさってください。

小さいお子さんの育児中は、

気づかないうちに気を張っているから、

短時間でもスイッチを切って自分の体も休めた方がいいですよ。」


温泉とかいいですね!」


「確かに。私は、子どもが小さい頃は

完全に1人で本屋さんとか、スーパー銭湯の

仮眠室で爆睡するのが気分転換になりました。

深く眠れるので、体調良くなったらおすすめです」


こういう話をしていると

健全なママ友・パパ友関係のようで

爽やかな気分になった。

後ろめたくない”友人“としての存在意義も

あるような気がして。


〜〜〜


数日たって、またメッセージを送ってみた。

「その後、体調はいかがですか?

週末なので、ゆっくりできるといいですね。」


あまり良くないですね。子どもから菌をもらったみたいです。」


小さいお子さんから大人がうつると、

大人の方が症状が重く出る気がします。。

睡眠不足で弱ってるからかもしれませんが。

どうぞお大事に!


それにしても、お父さんが積極的に育児をすると

お子さんにも色んな刺激がありそう。

言葉を話し始める頃が楽しみですね

ーーーーー

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1時間くらいしか会えない、ということで
セックスするためだけのような古びた
ラブホテルに入ってセックスした後、
どういうわけかお互い色々なことを話していた。

趣味のこと、共通の知人がいることを偶然知った
会社のこと、
その代表が離婚して若い女性と再婚したこと、
彼の会社の代表も離婚したこと、
そう言えばわたしの元上司も、
離婚して若い女性と再婚したこと、
2人とも訪れたことがあるインドのことなどを
とりとめもなく話しているうちに、
気づくと2時間が経つところだった。

もともと1時間くらいしか会えないつもりで
来たのに、身体を重ねる行為意外にも
話ができて嬉しいと思った。

古いラブホテルが、いかにも性行為だけを
目的としたサービスに利用されるような
雰囲気だったので、
セックスだけではなかったことに安堵(?)
してもいた。

「…もう2時間ですね、そろそろ、行きましょうか?」
「そうですね。今日は僕、あまりゆっくりしていられなかったんです。」

エレベーターに乗って階下に向かった。
ムードがある山小屋のランプのような
オレンジ色の照明のおかげで、
部屋は狭いながら雰囲気があったが
エレベーターはいかにも雑居ビルのそれだった。

ホテルを出る段階になると、
彼は、2人でいる所を見られないように
警戒する冷静なモードになり、
小声で “じゃ、またね”と言うと
私に対して、先に1人で出るよう促した。

私も、感傷に浸ることもなく、
目線をスッと彼から逸らしてエレベーターを出た。

後ろを振り返らずに進み、
交差点で信号待ちをするため立ち止まった。
前しか見ないで待っていたが、
すぐ後ろをスッと通って
左に曲がった人の気配が気になったので、
横目で見ると彼だった。
(わっ… なんだ気づいちゃったんだろ?
こんなに人通りが多い場所なのに。第六感…?)

彼の後ろ姿を見ていたら、
彼は振り返らずに真っ直ぐ歩いていった。

帰りの電車の中で、彼ににメッセージを書いた。
しばらくして彼からも返事が来た。
これで今回の逢瀬は終了だ。

〜〜〜

翌日も、私は身体が疼いていた。
でも、彼が欲しいという疼きではなく、
前日の火照りの余韻のような感じだった。

いつにも増して、
異様なほどに快感が強かったから、
もしかして彼は避妊具を付けずに
私を抱いていたのではないか?と不安になった。

トイレに行った時に、軽く力んでみて、
彼の体液が出てこないことを確認して安心した。

“どうしてあんなに、身体の相性がいいんだろう…?”

朝自宅のベッドで目覚めた後も、
しばし、彼との行為や
交わした言葉を思い出していた。

今回は、肉体的にも激しかったし、
何より気持ちが満たされた。
“身体だけの関係の相手と、たった1時間で良いと
思って会いに行った。
刹那的でいいやと思っていったのに、
私はいったいどうして、こんな風に
気持ちが満たされているんだろう…?”

会った場所は、設備的には必要最小限のものしか
ない場所だったのに、行為後の満足感はむしろ高い。

家で入浴する時に、思わず彼と再会して
燃えあがった時期に聞いていた曲をかけて
物思いに耽った。

ふと、彼と話した日本画のワークショップ情報の
リンクを、
あっさりしたメッセージと共に送信した。

返信はなかった。

寂しい気がしたし、
これでいいんだという気もした。

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古いラブホテルの狭いシャワースペースで
シャワーを浴びた。
温度調整があまりできないようで
最初浴びた時にいきなり高温のお湯が出て、
思わず“熱っ‼︎”と大きな声を出してしまった。

バスタオルが1枚と
ボディーソープだけしかなかったが、
なんとか汗を流すことができた。

ドライヤーも、パワーがあまり無いものだった。
仕方がないので、汗でびしょ濡れになった髪の毛をタオルで何度もポンポンとはたいた。

先にシャワーを浴びていた彼は、
寝台に腰掛けて、
私が髪の毛を整える様子を見ていた。

髪の毛が長いので、なかなか乾かない。

「ゆっくり乾かしてください。 
僕も、ノートPCを持って
会社を抜け出してきてるので、
濡れた髪の毛では戻れませんから、
少し休んでいきます。」

私は、寝台に腰掛けている彼の目の前に立って、

彼に背中を向け、

鏡に自分を映して髪を乾かしながら、

彼が話すのを聞いていた。


いつしかまた、共通の趣味の話になっていた。

絵とか写真の話をする彼。


「それにしてもtefeさんの撮る写真は、
いつも良いですね。
うまいなぁと思っていつも見てます。」

「え、そうですか?好きで撮ってるだけです。」

「うまい人は、みんなそう言いますね。
センスがあるんだろうなぁ。
tefeさんは、写真に添えてある言葉もいいし、それもセンスの問題なんでしょうね。
生まれつきの何かというか。」

「そうなんですかね、もともと絵が好きで、
人の評価とか何も気にしない幼稚園時代から、
なにかを描くとだいたい賞をもらってました。
文章もそうです。
賞を狙ったわけではなく、
学校でみんな書けっていうから書くと、
だいたい賞をもらえる。

SFぽいショートショートで
全国規模の賞をもらったこともあります。
高校の頃の話ですけどね。」

「才能がある人ってそうですよね。」

「才能…かぁ。

わたし、賞をもらって何かしたいとか
何にも考えてませんでしたからね。

むしろ、高校の部活で、
周りがあまりに絵の才能があって、
努力しても絶対に自分には追いつけないっていう
挫折感から写真にいったんですよ。
みんな国立とか私立の有名な美大に行きました。
私、本当は絵を描きたいけど、
才能がある人には及ばないから、
写真なら簡単かな?って。
そういうひねくれた所からのスタートなんです。」

「そうなんですね、
実は僕がやってみたいのは絵を描くことなんです。でも絵も写真もセンスがなくて。」

「え?そんなことないですよ。SNSに載せてる写真いつもすごく綺麗じゃないですか? 」

「いえ、本当にセンスがないんです。
それで僕は映画とか映像制作に興味持ちました」

「そんな風に思ってるなんてすごく意外です。
そういえば私、日本画もけっこう好きなんですが、ちょうど日本画って、
バーチャル空間ぽいなって思いませんか?
あり得ない向きから空間を見ていたり
心象が形に現れてたり、
描く人や見る人に都合よく
空間がつくり変えられるっていうか。」

「日本画、いいですね。やってみたいな。」

「一緒に習いにいきます?」

冗談半分に聞いた。

「うーん、時間がねぇ」

「ちょうど、数回だけの連続講座で、
休日に開催してるワークショップがあって、
気になっています。
そういうのもありますよ。」

「 ふふっ、いいね。」

実は学生時代の別の元彼は、
美大の映像学科に行き、
映画制作に携わる道を歩んでいる。
ふとそんなことを思い出した。
彼と話していて、妙に話が合う気がするのは
そういうことも関係しているのかもしれない。

今まで8年くらいこういう関係だったが
そういうことを話したり聞いたりする機会がなく、
今だってそんなに深く話しているわけではないが
なぜか彼に惹かれてしまった理由が
少し分かった気がした。
(この関係をやめるためには、
そんなこと分からない方がいい、
だからこれ以上そういう話はしない方がいい、と
冷静にブレーキをかけようとしている自分もいた)

さらに、わたしたちの現在の仕事が
そういうジャンルとは全く無縁の
理系分野だということまで似ていた。

おまけに、偶然なことに、新しい形で

美術品を売買するビジネスを始めた集団に

共通の知人がいることがわかった。


「〜〜〜。でもさ、ああいうのは、

ノミの市とかにフラッと行って、

自分で気に入ったものを見つけるのが

いいじゃないですか?」


ちょうど、髪にカールをつけるため

右斜め前にくるよう髪を三つ編みにし終わった所だった。


ノミの市の話を聞き、

なんだか嬉しくなって彼の横に座った。


「そうですよね!
私も最近、仕事で海外出張に行った時に
指輪を買おうと思いましたが、
高い店には気に入ったものがなくて。

でも、露天みたいな所で
すごく良いの見つけたんですよ。
やっぱり、値段とかブランドじゃなくて
フィーリングが合うか、ですよね。」

彼の横で、指輪を連想させるように
手の甲を上にして指を広げながら話した。

〜〜〜

彼には言わなかったが、
自分の海外出張に繋ぎ合わせて
ダンナを含む家族みんなで海外に行ったのだ。
高いお店で指輪を見ている時に一緒にいたのは
ダンナだ。

私は、あまりアクセサリーを身につけない。
身につけるなら、本当に気に入って、
本当に欲しいと思えるデザインの
ものしかいらない。

そしてそれは、高価な宝石店にはなかった。

そのあと、大きな公園内に出ていた露店で
とても気に入ったものを見つけて
自分で買った。
光の当たり方で、色んな色に変わって見える
オパールの指輪だった。

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