私はあまりにも感じすぎてぐったりしてしまった。
たぶん意識が飛んでいた。
しぬ、しんじゃいそう、という言葉が自然に何度も口から出てきた。本当にそう感じるようなセックスだった。うっすらとずっといき続けている中で、ある瞬間深く落ちる、みたいな感覚だ。
彼とのセックスは、それまでの約10年間いつも気持ちよかったが、最後のセックスで、普段よりも急激に格段に気持ちよくなるなんて。
どうしてこんなことがあるんだろう…?
しんでしまうくらいの快感、というのが本当にあるんだな、と思った。
セックスは小さな死、という表現を
詩人たちがしているのを時々目にした。
フランス語だけではなく、日本人女性の詩人もそういう表現をしていた。
“あぁ、このことなんだな…”
すっと腑に落ちた。
そんなに多くの人が、
昔からこういう感覚を感じてきたんだ、と思うと
不思議な感じがした。
※この感覚は、この2か月後に連続オーガズムを経験した時に、よりはっきりしたものになりました。
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セックスなんて、する行為としては単純な動作のはずなのに、こんなにも強烈な快感がどんどん増幅して、しかもエンドレスに近く感じることができるようになるなんて。本当に不思議なことだ。
私の場合、こういう感覚になる相手が、よりにもよって人には言えない関係の彼だなんて。
“正式な”パートナーとこういう風になれる人は幸せだろうな、という思いが頭をよぎった。
でも同時に、“正式な”パートナーとは、こんな風に乱れるセックスはできないな…という気もした。
色んな意味で、【彼だから】こうなれるんだろう。
それに、今日を最後にもう会わない相手だ。
どんなに変で恥ずかしい姿を晒したとしても
どうでもいい。
仕事などで絡むことも、生涯ないだろう。
だからこそ乱れることができるのだと思う。
「ああ、こんな風になってるtefeさんを見ることができて最高。さすがにちょっと休憩しようか?」
彼はやっと私から離れてくれた。
意識が半分飛んでしまった感覚、幽体離脱したような感覚がして、私はしばらく話すこともできずに呆然としていた。
なにも話さずに、ただ息を荒げたままで休んでいると、彼が心配そうに聞いてきた。
「tefeさんどうしたの?大丈夫?」
「はい…」
「だいぶ深く感じてるみたいだったね」
「うん…いまなにも考えられない…」
「あんなに感じまくってるtefeさんの姿、すごく良かった。最高だよ。」
「…」
「…このホテルの非日常的な雰囲気と、もう最後だからっていうことで感じてるのかなって思ったんですけど。でも、あんなに異様に感じちゃったのは、おしりにも入れられてたからだったんですね…」
「ふふっ、でもアナルは少しだけだよ?だから、あんなに感じちゃってたのは、それだけが理由じゃないと思うけど」
「そうなんだ。…よくわかんないけど、とにかく気持ちよすぎました…」
「ふふっ、お風呂でも入ろうか?」
「はい…でも今はわたし動けない…」
「ちょっとお湯みてくるね」
「はい」
さっきのセックスの余韻がすごくて、気だるくて動けなかった。50階のフロアから見える光をぼーっと目に入れながら、また少し呆然としていた。
「この光景、すごく非日常的だよね。
ねぇ、お風呂がとてもいい雰囲気だから行かない?」
軽やかに話しながら、彼が戻ってきた。
私がこんなにも気だるくなって身体が海の底に沈んでしまったかのようになっているのと対照的だ。
彼は一緒にお風呂に入ったりシャワーを浴びるのが大好きなのだ。
「…行きます…でもちょっとお水飲んでから」
ベッドサイドにあったお水を飲んで、ベッドから降りた。
「なんか脚がふらつく…ちゃんと歩けない」
「さっき相当激しかったからね、ふふっ」
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