「…だめ…身体が暴走する…おかしくなっちゃう…」
何度かいったあと、痙攣するように達した。
その直後なのに彼が執拗にピストンしてくるので、私はじたばた腕を動かして軽く抵抗していた。
するとベッドボードの照明のスイッチに手が当たって部屋の照明がパッとついた。
「あ、ライトつけちゃった…」
「いいじゃん明るくしてしようよ。丸見えだともっと興奮する」
急にますます獰猛な目つきになった。
「やだ…わざと付けたわけじゃない…恥ずかしい…ねぇ本当に薬物使ってない?」
「使ってないね」
ライトがついて私が慌てた所でいったん抜いて休憩になった。
彼はやっと私から身体を離して、ベッドから起き上がって冷蔵庫の方に行った。
冷えた飲み物を取り出して、床に立ったまま飲んだ。
「飲む?」
「ありがとう…。今日すごかった…。あ、もう1時間半も経ってたんだ。…妙に体力ありますよね。体力というか精力っていうか」
「今日すごくいいよ。僕まだできる。僕は相手が気持ちよくなるのに興味があるから。自分でする時なんかすぐだけどさ。」
「そうなんだ」
「そうだよ、自分でする時は自分が気持ちよくなるようにしたらみこすり半だよ」
「そこまで教えてくれなくてもいいけど…目的別に色はいぶんするんですね。
あれ?なんか呂律が回らない… ほんとにクスリ使ってないですよね」
「あはは、あんなに気持ちよくなっちゃったあとだから難しい言葉が出てこないのかな?クスリなんて使ってないよ?接触だけ。こすってただけだよ。なのにtefeさんすごいとこまで行っちゃったね」
「すごく血管が広がって手のひらも熱い…」
「いいんじゃない?スキンケアになるかもよ」
「脚もまだガクガクしちゃってる…付け根がカクカクしちゃってるし。ほら、触ってみて?」
「ほんとだ!今もまだ下半身がヒクヒク痙攣してるね。いやあ最近の僕ら、セックスがすごくいいよね」
「そうですね…今日は特に激しかった…何回も気持ちよくなっちゃって、それでも続けるから私のこの辺の筋肉の電気的な興奮がまだ収まらないっていうか…」
「カエルの解剖みたいだね」
「そんな感じ…。強烈な刺激が繰り返し加わって痙攣してるみたい。意思とは別のとこでね。」
「ふ〜っ」
彼は大きく息を吐いた。
「…でもさ、今のtefeさん魅力的だよね どんどん深いとこまで堕ちていく」
「小説とか書かないでね」
「う〜ん そういうのじゃないんだよね。僕が書いても分からないじゃない?深く感じてる時のその感覚がさ。tefeさんがどんな風に感じてるのか男には分からないから、男の僕が書くと陳腐なポルノになっちゃう」
「そうかもね」
「本当に面白いのは、tefeさんの全身が性感帯になっていったりさ」
「その感覚も男性にはわかんないですもんね…」
「あと、脳が配線しなおされちゃったりするのが良いんじゃない?」
「…そうですね、自分でも本当に不思議な感覚ですもん」
そんなことを穏やかに爽やかに話しながら、
彼はまた私の肩や背中に軽いキスをする。
最初は、くすぐったさと気持ち良さが入り混じるような感覚だった。
それなのに、彼が広い範囲に唇をつけてくるので、すぐに明らかに性的な感覚として感じ初めてしまった。
「あ…またすごく感じちゃう」
「ねぇ、こういうことで感じちゃうのがいいんじゃない?」
「…なんかセックス中にこういうことされてすごく感じるようになってから、ふとした時にも異様に肩とか首が感じるようになっちゃったの。美容室とかですごく困るんですよ」
「美容室でこんな風に感じてるの?それはやばいね」
「あ、だめだめって思ってるから、声出したりはしないですよ?でもすごく敏感になっちゃってる…」
彼はキスを続ける。
最初は爽やかで軽いキスだったのに、チュッチュッと音を立てたキスに変わってきた。それに彼の唇の熱も伝わってくる。
肩や背中の細胞全部の感度が全体的に上がったような、感じやすいセンサーを搭載した大きな膜のようになる。
※全身性感帯の感覚について書いた記事です。
↓↓
「そんな話を聞くと僕も嬉しいよ。僕がtefeさんの性欲を露わにしちゃったんだね。
僕、いつもめちゃくちゃにしてやりたくなるんだ。なんかそそるんだよねぇ」
「あ、いま顎がかぽってはまっててるのいいですね…そうやって後ろから私の首と肩に顎がはまってると、あったかくて気持ちいい。
あぁ…肩に顎が乗ってると感じちゃう…髭がちくちくするのとあったかいのとでいやらしい…ふふっ…気持ちいい」
「あ 熱いね」
「どこが?」
「下半身が」
「ね、血液が集まってるから。う〜 なんかだめだめ…首が気持ちいい…首と肩がすごく気持ちいい…新手の痴漢みたい。」
さっきまでは軽いキスだったのに、彼は唾液の音をジュルッと立てながら、横向きに寝ているわたしの後ろから首や肩や背中に官能的なキスを続けた。
「んふふっ…やめて…気持ちいい…」
私はまた新たに濡れてきてしまった。
下半身を撫でていた彼の指が私の中に滑り込んだ。
「あっ…!」
彼は迷うことなく、中の特定の場所をピンポイントで指先で責め始めた。
「ああっ…気持ちいい…」
▶︎(プロフィール画面の、フォロー中•フォロワーの数字の近く)→「すべての記事」→「テーマ別」に進むと、分類があります
このブログの構成についてはこちらをご覧ください。
↓↓