隣に並んで仰向けになって静かに話していたのに、
急に彼は手のひらで私の身体を広範囲にさわさわと撫ではじめた。
※撫でられるだけなのに信じられないほど感じてしまう、こういう感覚です。
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そうやって、私の身体全体に柔らかな刺激を与えながら猫撫で声で卑猥な声で色んなことを
耳元で色んなことを囁く。
「tefeさん、僕の欲望のままに、今までされたことがない酷いことされたらどうなっちゃうかな?想像してみてよ?」
「…」
「ここにこうして、こっちもこんなふうにして、
ここも可愛がってあげる。泣き叫んでもやめてあげないよ?tefeさんはMだし痛いの好きだからなぁ、もっと〜なんて言っちゃうかもしれないね」
いつのかにか彼は身体を起こして両手を使っている。
触れるか触れないか、くらいの力加減で、
彼の手のひらや指が私の身体の色々な場所を同時に刺激する。
広範囲に撫でながら、時々特に敏感な場所を
思わせぶりに刺激した。
知らず知らずのうちに私の息が荒くなってきた。
「…」
「あれ?どうしたの?ここがヒクついてるよ?」
「…」
「tefeさん、今は休憩なんだからじっとして寝ててね」
さっきまでセックスしていて、3回はいってしまった後だ。
気怠くて、早く休みたいと思っていたはずなのに。
彼に卑猥なことを囁かれながら
生かさず殺さずくらいの刺激を身体の色んな所に与えられていたら、体表の細胞がみんな目を覚まして
触覚に敏感になって彼の刺激を今かいまかと待っているような状態になった。
そんな風に、最大限敏感な状態に私を高めながら、
彼の指は執拗に敏感な場所をまさぐりはじめた。
それも1箇所ではなくて、さっきのセックスで彼のものを入れられていた場所、指をいれられていた場所、指でなぶられていってしまった複数のポイントを全部同時に。
「うっ…っん…!」
「あ、なんかビクビクしてるよ!
どうしてそうなっちゃうの?tefeさんは本当に感じやすいなぁ。あぁ、その姿すごく色っぽいよ。」
セックスして立て続けにいったあとだったからなのか、身体の興奮状態が高まっていたのだろう。
笑い癖がついてしまったように、閾値が下がっていたようで、
予想外にあっという間に
彼の手と指だけで気持ちよくなっていってしまった。
しかも、クリトリスだけでいくのとは違い、すぐに降りていくのではなくて、その感じが持続している。
すごく感覚が鋭敏になっているのに強烈に眠いような、なんというかゾーンに入ってしまった感じだ。
シャープなのに甘やかな
ふわふわした感覚に包まれていた。
淡いピンクの雲の上にでもいるようだ。
きっと、また彼に刺激されたら連続でいってしまう、そんな確信があった。
「ねぇ、そうなってる時ってどういう感じなの?教えてよ。」
彼はまた耳元でいやらしく囁く。
私はフーッフーッフーッ…と息が荒くなっていて脱力していた。
なにも言えず、潤んで焦点がぼやけている目を、ただ彼の方に向けた。彼をはっきり見ることはできなかった。