TEF道勉強会'15#01『新しい利用時の品質とシステム/ソフトウェア製品品質特性』 | TEF-DO

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TEF北海道テスト勉強会「TEF-DO」

みなさんこんにちは。(またまた)小楠です(^_^)
今年のTEF道は、毎月一人一回テーマを決めてTEF道内で講義する!という目標を立てました。

輝かしい第1回目は、2/4(水)に上記のタイトルの内容で、安達さんISO25010 について講義してくださいました!
が、私、インフルエンザやJaSST東京の参加などで、レポートのアップが非常に遅くなりました。。。すみません(・д・`●)

品質特性に書いてあることは難しいので、まず、日常生活の例を挙げてそれをシステムに置き換えて「システムとはなにか?」を考えた後、続いて同じように日常生活の例を品質特性に置き換えてわかりやすく考えていきました。このわかりやすさ、、、安達さん、さすがです!!!

まず、システムの外側の品質、利用時の品質について。
例えば、Amazon.comで商品を購入するときの例を利用時の品質に置き換えて考えると
・欲しいものが手に入る → 有効性
・手間のかかりぐあい → 効率性
・目的は達成されるけど、イヤなことが起こらない → リスク回避性
・商品を購入して最終的に満足したのか? → 満足性
・コンテキストにどのくらい合っているのか? → 利用状況網羅性

「そのシステムが誰をターゲットにして何を目指すのか?」を常に考えて利用者にあったシステムを考えなければならないということですね!システムを作る側(例:開発組織)も、そしてシステムによるサービス を提供する側(例:発注組織も)も本来の目的が達成されたのか(今回のワーク では利用品質領域)を評価して把握することが大事なのに、なかなかやっていないところが多いので、もっとやったほうがいいよね!ということを教えてくださいました。

ここで、利用時品質の主特性について5つの要素をモデル化してみましょうワークを行いましたφ(。_。*)
結果としては、みなさん異なるモデル図を書いていましたが同じことを言っていました。
言葉で簡単に言うと、「有効性、効率性、リスク回避性、利用状況網羅性を満たすことで、ユーザーの満足性につながる」ということをモデルで表していたカンジです。皆さんのイメージを匿名で一部載せてみます!






続いてシステムの内側の品質、システム/ソフトウェア製品品質特性について。
ISO9126の品質特性との違いやその内容についてわかりやすく説明してくださいました!
なお、こちらの主特性のモデル化については数名がモデル化してみようと思ってまだできていないとのこと。
挑戦した方がいらっしゃいましたらぜひご連絡を!!!

今回の勉強会を通じて安達さんが一番言いたかったことは以下のことだと思います。
「品質モデルは、システムを作るときに頭のなかにあるけど出すことができずにいるものを引き出すときの助けになるものであり、このモデルにしたがってシステムを作ればいいというわけではない。使い方を間違わないようにしてくださいね」ということ。

確かに私も、この品質特性モデルから考えると難しくなっちゃってもうダメ(>_<)となることが多いので上記のように忘備録的に使うともっと品質特性を楽しく使えるんじゃないかなーと思いましたヽ( ´ ∇ ` )ノ

その他参加者の皆さんから次のような感想が挙がっていました。
 ・実例に当てはめる考え方でアプローチしてたので参考になった。
 ・自分でもやっていたので助かりました。モデルを作ってみたが、時間軸やべん図を使うとよさそうとヒントをもらった。
 ・システムの外と中で分けて考える、というのが参考になった。
 ・実務に取り込みたい。これまでは表で整理していたがわかりにくかった。今回のようにモデル化するとよいかも。
 ・品質モデルを漏れや抜けを発見する手段として使うのはよさそう。
 ・使い方を間違わないようにしなくちゃ。

安達さん、ありがとうございました!
次回のTEF道の担当はMAQさんです!

ちなみに今回はこの後、たこ焼き食べましたよ~( ´艸`)