柔らかい光が降る中、ふわふわと雲が流れていく。

まるで、水彩画が動いているようだ。

Una

形を留めることなく、変化させながら流れて行く雲は

その中に何を隠しているのだろう。

あの中には天空に浮く城がある、と言われれば

信じてしまいそうだ。
冬の朝

世界が琥珀色に染まる。

Una

Una

Una

Una

一色の世界で活動を始めた街は

自分の色を取り戻そうとしているのだろうか。

Una

このまま時を止めて

永遠の琥珀を眺めていたい

そんな誘惑に、駆られる。

薄雲を従えて、月が昇る。

ただそれだけで、風雅な絵になる。

Una

地上にあるものは、山野や花木から、ビルと窓明かりに変わったが

月は昔となにも変わらず、今夜も地上を照らす。

この地を見て、月は何を想うか。