朝晩の温度差も広がり、氷点下の朝もあれば日中は気温が上がったり、朝は例年の気温でも日中は曇り空で底冷えのする陽気だったりして体調管理が厳しい首都圏です
そうかと思えば台風並みの強風が吹き荒れたり、ここ数週間雨という雨が降らなかったりして、毎日乾燥注意報が出まくっています
さて、そんな陽気にも体は慣れようとだんだん寒さすら普通になってきたところ、ここへきて少し季節が進んでいるように思いました
雨が続くような予報が出始めたり、少し南風が運んできた水分を感じたり、嫌ですが花粉症の症状が顕著になってきたり・・・
時間と季節は限りなく何があろうとも進んでいくのですね~その変化のない事も大切な事なのかもしれませんね
さて、今日もレッスンの日でした。30分前に同じStudioの別の部屋でちょっとした予定があって、いつもより早く到着していましたしかしついつい熱中して気が付けばレッスン開始の2分前・・・
急いで部屋を飛び出して、先生のStudioに移りました💨先生は既に到着していて、「珍しい事もあるから少し心配した・・・」と言ってくださり、遅くなったお詫びをしてレッスンがスタートしました🎼
2つのバイオリンのための協奏曲を途中まで独奏しました🎻。先生は途中でストップ「弦を大きく跨ぐパートでは焦らず、しかし的確な音程でゆっくりながらも正確に移弦しながら続けなさい」との指摘・・・。
次に「バッハの音の高低や、変化を楽しみながらもその世界観を壊さないように丁寧にかつ正確に音を掴みに行きなさい」との指摘・・・。
今回「正確に」と何度も言われました。音程が不安定だったのかもしれません。いつもと違う不安定さだったと先生は仰っていました
スタートがドタバタした分、音に集中できていなかったのかもしれません。言い訳ですが、準備はやっぱり大切ですね~
今日のレッスンを終わって感じたのは、私が使わせてもらっているStudioは幾つもある中の一つですが、広さの大小はあるものの、雰囲気が全く違います
使っている人にもよるでしょうが、先生と生徒が創る空気感が私は大好きです皆さんもそうでしょうが、一長一短に出来上がるものではなく、何回も何年もかかって自然と出来上がる空気感です
時には激しく雷雨のような雰囲気に、時にはデュエットで優しい音に包まれたりする・・・そんな劇場のような様相を見せる個々のStudioです
終われば何事もなかったかのような普通のStudioに戻りますが、濃密な時間から解放された心地よい空気感が一時集中した体を癒してもくれます
重いドアを開けると、一緒に創り出した音も連れてくるかのように耳には残音が残っている場合もありますが、音に納得できていない日はまとわりつく音を、体から吹き飛ばしたいときも間々あります・・・。
レッスンに通う時の楽しみは、勿論できなかった技術を出来るようになる技術の進化も当然ありますが、先生と一緒に創り出す限られたスペースでの空気感も大切な一瞬でもあります
そんな気持ちを大切にしつつ、自分を更に大きく進化させたい気持ちもあり、自分自身を安住の地に置きっぱなしにしないように、前に進む為の変化をしていこうと思いました