こんにちは
TEDIC の井上です
九月も半ばを過ぎ、長かった大学生の夏休みも終わりました。
TEDICのチューターは授業に実習に出張授業にと大忙しの毎日を送っています。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
今回は9月3週目に行われた第39回ミーティングの様子をご報告します。
まずは出張報告と生徒の引き継ぎです。
今回は関東からのチューターがひとりということもあって丁寧に引き継ぎをしていきました。
話題にあがったのは、久しぶりに来てくれた高校生の進路の悩みについて。
専門学校に行くか働くかで悩んでいるそう。
本人が納得した答えを出すためには、自分でじっくり考えることが不可欠です。
十分な情報と明確な道筋を元に、自分がどうしたいか、自分が何がしたいのかを考えてほしいと思います。
そうした考えるための環境や土台を整えることの手助けがわたしたちにできることなのではないかと思います。
ディスカッションでは、前回の生徒指導の話から、校則について話し合いました。
チューターの出身校をみてみると、校則が厳しかったところから校則がなかったところまで様々で互いに経験してきたバックグラウンドが違うことがわかりました。
そこで、まず、校則が必要か否かについて意見を出し合いました。
この様子はTwitterで実況され、TEDIC卒業生から意見が寄せられました。
TEDIC 現チューターと卒業生が話し合ったなかで出た意見として、
必要派には、
校則を守ることでルールを守ることを学べる
周りからの悪い評価に煩わされないため
安心して学べる空間を作るため
学校はルールを守る、ルールに従う人間を育てる場所だから
といった校則があることで生徒が気持ちよく過ごせ、新たな力を身につけられるという意見が出ました。
不要派では、
法に触れたり、生徒の安全を脅かすようなもの以外の決まりはなくてもよい
校則の枠のなかでしか物事を見られなくなる
守られた環境のなかにいることは生徒のためにならない
など、校則があることで多様性を見失うという危険性を述べてくれました。
そこで問題にあがったのは、
同じ学校現場での教師間のスタンスの違いです。
それぞれの意見は意見として持っていても、それをすり合わせることがなければ、指導するときに同じ学校でバラバラな対応になってしまう。
それによって生徒は不信感を抱くのではないだろうか。
教師がどのような姿勢で生徒指導を行うのかはあまり重要視されていませんが、学校全体で向き合っていかねばならない問題なのではないでしょうか。
ひとりひとりの教師が生徒指導について考えると同時に、学校全体での生徒指導の在り方について考えねばならないと感じました。
以上で第39回ミーティングの報告を終わります。
出張授業も残すところあと2回
石巻の子どもたちの元気に負けぬよう頑張っていきたいと思います
だんだん涼しくなってきて、体調を崩しやすい時期です。
お体に気をつけてお過ごしください