こんにちは。第4フェイズから参加しているTEDICの長谷川です。
5月19日に行った第35回出張授業の様子を報告します。
今回は江川、武岡、長谷川の3人で出張授業を行ってきました。男子チューターのみでの出張授業はTEDIC史上初ということでしたが、男子生徒には不評でした(笑)
この日は、普段午前中学習支援を行っている中央公民館が休館だったため、チューター3人+三橋君(石巻専修大学の学生で、前回も車を出してくれました)の4人で雄勝に行ってきました。
午後は3ヶ所で学習支援を行いました。
まず、開成地区第五団地で学習支援を行いました。ここでは高校生3人が来て、数学と英語を勉強しました。今回参加したチューターの専門は、数学1人と社会2人ということで、英語に四苦八苦という状態でした。
数学組は「因数分解」「数列」「二次関数」に、英語組は「文型」に取り組みました。長谷川は数学が専門なのですが「数列」(高校数学)に取り組むのは久々で、悪戦苦闘しながらもなんとか教えることができました。
次に、南境地区第七団地で学習支援を行いました。ここでは中学生4人が来て、数学と英語を勉強しました。
数学組は「因数分解」を行い、公式を用いて行うものから始まり、公式を少しひねって考える難しいものにも挑戦しました。
英語組は「受動態」について行い、受動態と尊敬語(どちらも「~れる」という表現)が頭の中でこんがらがってしまい大変でした。また、互いに教え合いをして積極的に学習に取り組んでいる様子も見られました。
また、前回参加した服部が宿題として作成した単語テストにも取り組み、その出来も…!?
最後に、一番谷地地区で学習支援を行いました。ここでは中学生6人が来て数学と英語と社会を勉強しました。
数学組はすらすらと問題を解いていき、チューターの出番が少なく、残念でありながらも嬉しく思いました。英語、社会組も一生懸命取り組み、あっという間に時間が過ぎてしまい少し物足りないように感じました。
日曜日に部活動やクラブチームで試合があるということを話してもらいました。結果はどうだったのか気になるところです。
今回の出張授業で学んだことは、教える側と教わる側の信頼関係によって学習の定着が変わるということです。学習内容の得意不得意や学習方法の向き不向きももちろん関係してくると思いますが、信頼関係が上手く築けていると、学習の定着が良くなると感じました。
今回、第4フェイズから参加している武岡、長谷川が支援した生徒は緊張しているように感じました。特に、今回は男子チューターだけだったので、女子生徒は少し怖かったかもしれません。この部分は、何度か顔を合わせ支援を行うことで解決できることだとは思いますが、できるだけ早く緊張を解けるように支援を行っていきたいと思いました。
これは現場に入ってからも活かせるものだと思います。「勉強を”わかりやすく”教える」ことももちろん大切だと思いますが、まずは人と人同士の関係をより良いものにすることが大切だと思います。
最後になりましたが、宿泊先を提供してくださった宮城クリニックの方々や前回に引き続き車を出してくれた三橋君、多くの方々の支えや協力に本当に感謝しております。
これからも生徒に笑顔を届けられるよう支援を行っていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。