5月12日(土)に行なった派遣授業の様子をお伝えしていきたいと思います。
今回石巻に派遣されたのは雨宮(まめ)、服部(まゆゆ)、門馬(もんちゃん)、私(ゆりえってぃ)の4人です。私はこの中で唯一石巻から派遣に参加しています。
私は門馬さん以外のメンバーが今回初対面でしたが、お互いのあだ名は知っていたので始めからそれらで呼び合っていました(笑)
メンバーが打ち解けたところで学習支援も開始です。
まずは石巻中央公民館で授業を行いました。開始後すぐに小学生が1人来てくれました!その後も中学生や高校生も続々と生徒が来てくれて、教える教科は国語、算数、理科、英語、生物、と多岐に渡りましたが、チューターの皆で分担して授業を行いました。
![$NPO TEDIC](https://stat.ameba.jp/user_images/20120515/22/tedic/62/23/j/t02200132_0640038511975140317.jpg?caw=800)
分数の計算の考え方を絵を書きながら説明することで理解できるようになったり、身近な例を挙げてやることで実験の意味に納得するなど、実りある学習の時間になっていたようです。電子辞書を使って調べたことわざの問題を出し合うような場面もありました。
![$NPO TEDIC](https://stat.ameba.jp/user_images/20120512/22/tedic/73/f6/j/t02200132_0640038511969461800.jpg?caw=800)
また門馬さんの小学校の同級生であり、TEDICの活動を応援してくれている曵地さんが訪れてくれました!こうして応援してくれる方が居るから私たちの活動は維持することができるので大いに感謝しなくては…本当にありがとうございます!
中央公民館が無事終了し、次は開成地区第5団地です。ここでは高校生への授業を行いました。
大学受験を考えた勉強をする姿を懐かしく感じるのと同時に、自分たちが少しでもその助けになればとも思いました。
![$NPO TEDIC](https://stat.ameba.jp/user_images/20120515/22/tedic/ef/c6/j/t02200132_0640038511975139775.jpg?caw=800)
次に向かったのは南境地区第7団地。ちょうど修学旅行明けで疲れているにもかかわらず、中学生の生徒が集まってくれました。お互いに東京のお土産話をしながら数学や英語の学習を進めていました。
最後は一番谷地南仮設で中学生6人と小学生1人と一緒に学習しました。生徒たちのひたむきに勉強しようとする姿勢を見て、私たちも教えるのに力が入ります。
![$NPO TEDIC](https://stat.ameba.jp/user_images/20120515/22/tedic/8f/e8/j/t02200132_0640038511975139773.jpg?caw=800)
今回私が学習支援をしていて感じた事は、人が受け取る感覚はひとつとして同じものはないということ。
まったく同じやり方で何人かに教えても全員が理解できるわけではありません。生徒は一人一人が違う考えを持っているのだから、理解するために必要な過程も全員違ってきます。頭の中で論理的に理解する子、問題の数をこなして理解する子、図を見て視覚的に理解する子…などなど。同じことを覚えるにしても、その咀嚼の仕方はそれぞれです。それは私たちチューターも例外ではなく、自分は分かりやすく説明しているつもりでも、生徒に伝わらなければ意味がありません。
私たち教える側はそれを踏まえ、個に合った指導をしていく必要があります。そのためには生徒の内側を知る努力が不可欠です。やはり大事になってくるのは生徒一人一人と向き合うことなのでしょう。それをいつも心得ておきたいと思いました。
最後に、今回の派遣では曵地さんに応援されたり、石巻専修大学の三橋君が泊めさせてくれたり、こうしたバックアップがTEDICに差し伸べられるというのは非常に有難いことです。それらの気持ちに応えるべく、これからも生徒たちに学習支援を通して笑顔を届けていきたいと思います。