【石巻】第8回 チームT ほっとスペース | NPO法人TEDIC 公式ブログ「活動報告」

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NPO法人TEDIC(テディック)東日本大震災での被災や、貧困・虐待・ネグレクト・友人関係のつまずきなど様々な事情の中で生きている子ども・若者を、「学習支援」や「フリースクール」、「子ども食堂」などを通じて地域の力で支えるNPOです。

こんばんは。そして初めまして!
チームT島崎よりほっとスペースでの活動をご報告させていただきます。

今回の派遣期間中、仙台では毎年恒例の七夕祭りが開催されていました。
私は祖母が宮城に住んでいるため、幼いころに見たことがありましたが、今回はそれ以来十数年ぶりにでした。
七夕飾りの大きさやその数、またそれを見に来る人の多さはやはりテレビでは伝わらない迫力があります。
特に今年は様々な想いが短冊に記されていたことと思います。
<折り鶴で作られた七夕飾り>
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翌日の午前は被害の大きかった女川町へ向かいました。
女川へ向かう途中の一帯では海に面していても被害のない地域があります。
話によれば、その海は内海のため津波が入ってくることはなく被害はないということでした。
しかし、女川町へ入るとその景色は一変しました。
もともとそこには何があったのだろうというほど以前の姿が分からない状況。
中には足元から倒されているビルも。
私は過去2度の派遣で石巻の街並みを見ましたが、そのとき同様に何とも言えない気持ちになりました。


そして、午後からはほっとスペースにお邪魔し支援を行いました。
この日は男女合わせて5人の生徒が来ており、私たちが到着したときには各々勉強などを行っていました。
私は山内くんとともに、ある男子の公民の勉強をサポートしました。
彼はこの日が公民の初回だったため、まずは全体をざっと見て、公民の勉強内容について大まかに話してから学習に入りました。
始めに山内くんが本文の音読と不明語彙の解説を行い、その後、2人で本文から出題をするという形式で進めました。
$NPO TEDIC
その間に他の生徒たちはTEDICの他のメンバーやほっとスペースの方々と英語や数学、国語など各自学習していました。
学習を終えると、大貧民やUNOを行って残りの時間を過ごしました。


今回の報告は以上です。
私は今回を含め3回参加させていただきました。
初めて行ったときには、仙台など内陸はかなり復興していましたが、石巻の沿岸部は片付いてはいるものの、復興には程遠いように感じました。
今回はその初めての状況から1カ月経ちましたが、見た目には変わらないように思います。
しかし、このような状況であっても、私が出会った小学生や中学生は笑顔で接してくれました。
私自身は学習支援というTEDICの主の目的はあまりできませんでしたが、現地の状況に直に触れることができた、子どもたちと関われたということは自分自身にとって大きな経験になったと思います