【石巻】第7回@ほっとすぺーす(チームE) | NPO法人TEDIC 公式ブログ「活動報告」

NPO法人TEDIC 公式ブログ「活動報告」

NPO法人TEDIC(テディック)東日本大震災での被災や、貧困・虐待・ネグレクト・友人関係のつまずきなど様々な事情の中で生きている子ども・若者を、「学習支援」や「フリースクール」、「子ども食堂」などを通じて地域の力で支えるNPOです。

はじめまして!
第7回目にして初めての派遣でした、チームTの古藤鉄平です。

私は長崎県の対馬市出身で・・・って、どうでもいいですね(笑)

ここで「・・・あれ?タイトルはチームEって書いてあるじゃん!」
って声が聞こえてきそうですね。それは間違いじゃないんですよ。。。

実は、先週の報告記事にもありますように、チームTは前回を持って小学生への支援から手を引きました。そこで今回から、午後中心のチームEと、夜中心になったチームTが手を組み、チームの垣根を越えて、お互い連携し合って進むこととなりました。

具体的には、チームTとチームEが合体し、午前中は石巻市の視察・午後はほっとすぺーすで学習支援・夜は渡波中学校で学習支援を行いました。


私は、これから「ほっとすぺーす」「川開き祭り」の2点について書かせていただきます。

◎ほっとすぺーす

私はチームTの所属ですが、上記のような事情もあり、今までチームEが活動をしていたほっとすぺーすの学習支援を行いました。
ほっとすぺーすの子どもたちは、はじめは初対面の人(私を含む)が多く戸惑っている様子でしたが、すぐに打ち解けて学習に入ることができました。
R君・Mちゃん・Nちゃんの3人と数学の各分野を学習しましたが、つまづいたところや解説が必要なことろは専門の杉山君が行い、その後の練習問題を私や島崎君、山口さんが見るという形態をとりました。
私は主にNちゃんと二次関数を勉強しましたが、学習意欲がとても高く、どんどん問題を解いていると、あっという間に2時間経っていました。普段は学習の合間に休憩を挟んでいたそうなのですが、今回は集中してノンストップで2時間通したので、終わった時にはくたくたな様子でした。
今回、R君、Mちゃん、Nちゃんの3人は皆数学を勉強したのですが、3人ともよく集中して取り組めていて、答えが出た時のニコッとした笑顔がとても印象的でした。
そんな笑顔を見てしまうと、とても嬉しくなりますよね。こっちも楽しく勉強することができました。

やはり、子どもたちの笑顔には癒されますし、大人にはない素晴らしいパワーを感じます。
また私たちは、この笑顔をなくしてはいけないし、守らなくてはならないと思います。

震災から4カ月半後の初めての派遣でしたが、子どもたちに素晴らしい笑顔があってとても嬉しく思いました。


◎川開き祭り

7月31日に、石巻で川開き祭りがあり、ドライバーの深瀬さん、山口さん、島崎君と4人で足を運びました。
とても多くの人でにぎわっていて、被災地とは思えないほど活気溢れていました。震災からもうすぐ5カ月ですが、地元の方々の元気を感じる事が出来ました。
しかし、今回の川開き祭りは単なるお祭りではありません。東日本大震災の供養祭も兼ねられていて、多くの灯籠が川を下っていました。

$NPO TEDIC

私の撮った上の写真では伝わりずらいですが、灯籠は、暖かいオレンジ色をしていて、幻想的で、美しく、自然と目を奪われていました。

私たちもお焼香をして被災者の方々を弔った後に灯籠を見に行きましたが、川沿いには、ぼーっと灯籠を眺めている方や、涙を流している方もいらっしゃり、出店付近で感じた被災者の方々の様子とは180度違う面を目の当たりにして、私も涙をもらいそうになりました。



私は、派遣はこの1回しか入っておらず今回の派遣が最初で最後だったのですが、この3日間で、地震や津波、火事などの自然災害がもたらした悲惨な状況と、震災から4カ月半という事で、復興に燃える方々の熱い想いのふたつの面を感じる事が出来ました。
これから私自身が現地で学習支援を行う事はありませんが、東京でTEDICのメンバーのサポートに尽力していきます。

TEDICの意義である学習支援の役に立てたかはわかりませんが、私が現場に出た時には、今回私が感じたり学んだりしたことを伝えていきたいと思います。

それでは、次は一緒に石巻に渡ったチームEの佐藤さんに、バトンパスします!

アカネちゃん!よろしく!