背泳ぎとクロールの効果 | ドイツ語圏生活25年

ドイツ語圏生活25年

あっという間に1/4世紀。
楽しいことも、つらいこともいろいろあったなぁ。
忘れる前に記録しておきます。
書こうと思ったきっかけは乳がん闘病。
辛さもうれしさも分かち合えたら、
私の経験が何かの参考になればうれしい。

 

私が行ったリハビリ施設内では

日本語で鉱泉というのか

13度の少し鉄臭く、マグネシウムが豊富な

炭酸を含んだ水が湧いていて

その水を使用したプールがある。

 

私は泳ぐことが好きなので

さっそく毎日300~500メートルほど

背泳ぎとクロールで肩を動かしてみた。

なぜか水の中では、普通に泳げる。

 

そうしたらたったの4日で、

陸上でも肩が上がるようになった。

そんなに簡単に肩が上がるようになる

とは思ってもいなかったので驚いたし

とても嬉しかった。

 

約半年ぶりに、背中のかゆいところに

手が届くようになった。

 

関節の痛みは身体を動かしていれば

なくなりますよと、リハビリの

ドクターに言われたとおり

徐々に減っていった。

 

また、理学療法士から教えてもらった

壁とげんこつ一つほど離れて向き合い、

壁を雑巾がけするような、

うちから外へ腕をワイパーのように回す

運動方法も肩に効いた。

 

センチネルリンパ節を切除した影響で

二の腕の皮膚感覚がなくなってしまったが

ブラシや爪楊枝などを束ねたもので

刺激するとよいということも教わった。

 

ガンの治療の副作用がどういうものか、

どう対処したらいいかを専門的に

扱っている療法士チームなので、

何を聞いても答えが明快、的確だった。

 

口まわりや喉などの手術で

発音に問題があったり、嚥下障害がある

患者さんには言語聴覚療法士がつく。

 

食事時になると、それぞれが今日は

何をしたか皆でわいわい話すのも

楽しかった。

 

金曜日の夕方からは、患者の家族が

泊まりに来て食堂がにぎわう。

 

小さい子供連れもちらほら見かける。

この子たちもたくさん寂し思いや

悲しい思いをしたのだと思うと

なんだか胸がいっぱいになった。

 

施設のすぐ裏は大きな森で

ウサギやキジ、シカ、カモシカなどが

庭にやってくることもある。

 

 


 

初日に施設の館長から、

「費用を負担している保険制度に

感謝してください」と

挨拶があったが、その通りだと思った。