放射線治療が始まる | ドイツ語圏生活25年

ドイツ語圏生活25年

あっという間に1/4世紀。
楽しいことも、つらいこともいろいろあったなぁ。
忘れる前に記録しておきます。
書こうと思ったきっかけは乳がん闘病。
辛さもうれしさも分かち合えたら、
私の経験が何かの参考になればうれしい。

私が通っていた病院では

1か月に一度、放射線治療に関する

患者への説明会が開かれる。

 

 

3人の先生が説明し、質疑応答も含めて

約2時間。

 

疑問、不安に思っていたことが

明らかになり、放射能が怖い

という思いが少し減った。

 

治療が始まる10日前にCTで

位置を確認して身体にマーキングした。

 

放射線を照射する乳房の周りに

赤と紫のマジックで、

縦に2本、横に1本、それぞれ30センチほどの

線を書かれた。

 

この線は、放射線治療が終わるまで

消えないように気をつけないといけない。

薄くなってくると、また新たに

線の上から書き直される。

 

マジックで下着に色がつくので

この準備期間+4週間は下着は

濃い色のもの、マジックで汚れてもよいもの

を着用するのがよい。

 

放射線治療は土日、祝日を除いて

20日間、毎日同じ時間に行われる。

私の場合は、後半に4回の

しこりのあった場所(手術で切除済み)

へのブースト照射があった。

 

実際に照射する時間は数分で、

時間的拘束が少ないのだが、

数回、機械の不具合があり

1時間以上待たなくてはいけなかったり、

別の機械で行うなどの

ハプニングがあった。

 

このころになると、もうどこでも

上半身を脱いで診てもらうことに

慣れすぎてしまい、

更衣室から10メートルほどの距離だが

タオルで胸を隠さずに照射台まですたすた

歩くことが普通になってしまった。

 

一度だけ若い看護師さんに、

「タオルは持ってきてないですか?」と聞かれた。

 

私は見せても大丈夫だけれど、

見たくない人だっている。

羞恥心というか、周りへの配慮を

忘れていることに気が付かされた。