私が通っていた病院では
1か月に一度、放射線治療に関する
患者への説明会が開かれる。
3人の先生が説明し、質疑応答も含めて
約2時間。
疑問、不安に思っていたことが
明らかになり、放射能が怖い
という思いが少し減った。
治療が始まる10日前にCTで
位置を確認して身体にマーキングした。
放射線を照射する乳房の周りに
赤と紫のマジックで、
縦に2本、横に1本、それぞれ30センチほどの
線を書かれた。
この線は、放射線治療が終わるまで
消えないように気をつけないといけない。
薄くなってくると、また新たに
線の上から書き直される。
マジックで下着に色がつくので
この準備期間+4週間は下着は
濃い色のもの、マジックで汚れてもよいもの
を着用するのがよい。
放射線治療は土日、祝日を除いて
20日間、毎日同じ時間に行われる。
私の場合は、後半に4回の
しこりのあった場所(手術で切除済み)
へのブースト照射があった。
実際に照射する時間は数分で、
時間的拘束が少ないのだが、
数回、機械の不具合があり
1時間以上待たなくてはいけなかったり、
別の機械で行うなどの
ハプニングがあった。
このころになると、もうどこでも
上半身を脱いで診てもらうことに
慣れすぎてしまい、
更衣室から10メートルほどの距離だが
タオルで胸を隠さずに照射台まですたすた
歩くことが普通になってしまった。
一度だけ若い看護師さんに、
「タオルは持ってきてないですか?」と聞かれた。
私は見せても大丈夫だけれど、
見たくない人だっている。
羞恥心というか、周りへの配慮を
忘れていることに気が付かされた。
