もう20年も前の話。
ベルリンで1年間の同棲を経て結婚することになった。
どちらかの母国に住み、結婚するならまだしも、
ドイツでは私たち二人ともが外国人。
まずは出生証明、独身証明などの書類を取り寄せ、
それをドイツ語に訳すだけでも労力と経費がかさむ。
夫がどこからか、コペンハーゲンの市役所では初婚であれば
パスポートを提出し、いくらかの手数料を支払うだけで
結婚できるという話を聞いてきた。
問い合わせると本当だという。
すぐにEasy Jetでコペンハーゲンへ。もちろん日帰り。
朝一番で市役所に行き、受付でパスポートを見せて
確か100-150ユーロ位を支払う。
4週間後から結婚式の日を選べる。結婚式といっても
私たちは婚姻証明書を取りに来るだけ。
婚姻証明書の言語もデンマーク語、英語、ドイツ語、
ロシア語の中から選べる。
ものの30分で第一関門突破。
4週間後、再びEasy Jetでコペンハーゲンにやってくる。
市役所の控室には正装した花嫁花婿とその家族がいたり、
私たちのように二人だけ、など様々なカップルがいた。
時間になると奥の部屋に呼ばれる。
中には黒いガウンを着た3人の人物が。
一人がドイツ語で結婚式を行い、二人が立会人となる。
この立会人の女性の一人は、式の最中私たちのカメラで
写真も撮ってくれた。
そうして無事に結婚式は終わる。
発行された婚姻証明書をもってそのまま
コペンハーゲンにあるイタリア大使館へ。
そこで夫は婚姻証明書を提出。
私は、住んでいるベルリンの日本大使館に提出してくださいと
日本大使館で言われたので、ベルリンに戻ってから
証明書を提出した。
(この時、もしかして必要かもしれないと思い
印鑑も持って行ったところ、やはり捺印が必要であった。
印鑑を持っていないときは拇印だそう)
数か月してから日本で戸籍謄本をとって確認したところ
どこで、だれと結婚したかがきちんと掲載されていた。
今もコペンハーゲンで簡単に結婚できるのかわからないけれど、
これは本当に助かった。
Easy Jetで2往復、二人分の金額と市役所での手数料なんて
安いもの。
その上、日帰り旅行付き。
