よしりん:

なぜ、日本に原子爆弾が投下されドイツには投下されなかったのか?

 

原子爆弾の父、ロバート・オッペンハイマー※。

彼はドイツからのユダヤ系移民の子としてニューヨークで生まれた。

1942年に原子爆弾開発を目指すマンハッタン計画が開始されるが1932年には日本に原爆を落とすということが決まっていたのだ。

真珠湾攻撃が1941年12月8日だからその2年前から決まっていたのだ。  

 

なぜ同じ枢軸国であるドイツではなく日本だったのか?  

 

我々が黄色人種でドイツ人が白人だからではない。  

 

そもそもマンハッタン計画より前の原爆開発者はドイツ生まれの亡命ユダヤ人だった。  

 

もしドイツに投下した原爆が不発だった場合に、それを解体されて彼らがドイツで実用化する可能性がある。  

 

それはドイツから報復される恐れがあるという意味なのだ。  

 

アメリカは菊と刀などで日本人の気質を理解しており日本人なら報復しないだろうとからなのだ。  

 

だから12月8日の真珠湾の攻撃も彼らは事前に知っていた。  

 

知った上であえて攻撃をさせたのだ。  

 

自国民が攻撃殺害されることを知っていて戦争の大義名分にすることが後の機密文書に載っているのだ。  

 

オッペンハイマーの弟のフランクが後日ドキュメンタリー映画『The day after Trinity』の中でこう懐述している。  

 

「ロバートは現実世界では使うことのできないほど強力な兵器を見せて、戦争を無意味にしようと考えていた。しかし人々は新兵器の破壊力を目の当たりにしてもそれまでの通常兵器と同じように扱ってしまった。兄は絶望していた。戦後原爆の使用に関して科学者(物理学者)は罪を知った」 

 

※写真は長崎に投下された原爆爆破の写真を指すロバート・オッペンハイマー(右)。左は原爆開発を推進した米軍ニコルズ准将(左)と政府原爆報告書を書いたH.D.スマイス教授 

 

※『菊と刀』はとは米国の文化人類学者ルース・ベネディクトの日本の文化を説明した文化人類学の著作

 

 

 

映画「オッペンハイマー」が公開されるようです。

 

 

 

アカデミー賞13部門ノミネート作品らしいが、どこに焦点を当てて作られたものかに一番興味があった。

しかし、すでに鑑賞された方々のネタバレを見て「やっぱりな」と思い、この映画への興味が失せた。

 

「アメリカのアメリカの為の映画」

「最高峰の映画技術、退屈な物語」

「賛否は見たあとで」

 

素晴らしいキャスト、素晴らしい映像技術の点では絶賛すべきなんだろうけど、原爆の使用目的が「戦争を終結させるため」というウソの大義名分が入っている点で自分的にはアウト。

 

 

 

 

 

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