出演:俵一、松原未知、浜三喜子、平ひろこ、西原一郎、池澤夏之介、高崎希望
原作:落語・芝浜 翻案:戸倉徹 脚本協力:佐藤大幸
(名ばかり)演出:山崎哲史
12月2日(金)14:00/19:00
12月3日(土)14:00/19:00
12月4日(日)14:00
一般2000円
港区在住在勤在学者は無料
主催:港区麻布演劇市実行委員会
シアターχにお邪魔したら、自分が原稿を書いた批評通信が発行されていました。
締め切りに追われて(言いわけ)急いだあまりの駄文、読む気もしなくなのですけれども・・・
あらかじめ書く気でいないで参加したので、いろいろと売る覚えで・・(言いわけ)
本当にもう少し、短くビシっと物事を伝えられるようにしたいものです。
さておき、なにかとつながりのある公演を拝見しました。
歴史と実績のある団体さんで、補助席も出る盛況でした。
質も高くで値段もそれなり、ズッシリってかんじでした。
演劇における『モチーフ』と『テーマ』って、どうなんだろう、と考えました。
それと、優れていることと現在性とのズレ、みたいな。
これは、あえてわかりにくく抽象的に言ってます。
題材としてイランイラク戦争が今どうなんだろうとか、その頃(1980年代後半)と今の、演劇やってる価値、そんなことを思い、何を求めて観客はここにいるのだろうかと。
俳優さんの熱さだけが残った感じでした。それでいいのかもしれませんけど。
中国映画ウィークのオープニングセレモニーにお邪魔してきました。
栗原小巻さんが日本ゲストでいらっしゃいました。
中国ともいろんな縁があるのですけれども、中国広すぎて、関わりも多様すぎて、じっくり映画と向き合ってみたことはなかったのですけれども、この日は中国作品を一本見せていただきました。
素朴な風景を飾らずに、中国の生活がこれまた素朴な俳優さんで誠実に描かれていました。
この点で、不自然なくらいのイケメン美女そろいの韓流ドラマより好感がもてました。
ただ、脚本は稚拙。他の中国産業と同じでモノマネ。
恥ずかしくないのかという感じのベタ。どこかで見たことあるようなネタばかりで、その構成もバランスが悪いな、と感じました。
以前に、フィルメックスという映画祭のスタッフをさせていただいたときに、中東やアジアのいろんな映画を拝見しました。それは、たとえ面白くなくても、素晴らしかったし、雑な出来でも面白かったのです。
中国には、世界が真似できないオリジナルな文化があるのに、もったいない気がしてなりません。
とはいえ、日本だってこれまで、ずっとアメリカのモノマネでなんでもかんでも作ってきたわけで、TV番組なんてそのオンパレードだったのですから、人の事は言えません。
それに、いまの日本の映画が本当によいものばかりとも思えません。
中国も、これから、人が育っていくのだと思います。
中国映画の発展をお祈りします。
詩森さんの風琴工房を見てきました。
タイトルにリバイアサンが入っていて、しかもテーマが男の嫉妬だというので、これは何としてでもと、ずっと前から思っていたのに、このところの多忙で時間がまったくとれずで、なんとか滑り込みました。
早めに見ておかないと、評判がよくなってお終いの公演は完売って成りかねませんからね。
以下、corichに書いた感想。
かの「青色ダイオード」の大発明にまつわる史実をモチーフにして、地方の企業やそこで働く社員の特質をとっても精密に描いている。随所にしっかりとした取材の跡がうかがえて、安っぽくない。理系男子サラリーマンを演じ切った俳優さんも愉快。技術職研究職の人って、本当に良くしゃべるのが好きなものである。「男の嫉妬」をテーマにしながら、あえて男性キャストだけにしたこと、色恋話を加えなかったこと大正解。さすが詩森さん男前。美術もすばらしくて、とても演劇の魅力あふれる舞台だった。
しかし、現実の男の嫉妬は、もっともっとだと思いますけどね。
京都の銀閣寺に向かう道、通称『哲学の道』ってのがあります。
ここ、俗っぽくいうところの、『別れのジンクス』 の場所と言われていました。
つまり、ここでデートしたカップルは別れる、という、よくあるやつです。
そんな場所はそこらじゅうにあるのですけれども、余計なお世話というかなんというか・・・。
しかしこの手のジンクス、考えてみれば必ず当たる占いの秘密みたいなもの。
そもそも、『別れないカップル』 って、どれくらいいるのでしょうか。
殆どの恋人は、添い遂げることはないし、仮におめでたい人生をともに歩んだとしても、死別はやってくるわけですよね。
どういう形であれ、どんな相手であれ、いつかは分かれなければならないものだと考えれば、
そのとき、その瞬間を精いっぱい充実させることが大事で、根拠のない将来を憂いてどうなるんだと思います。
どうせ、最後は一人で灰になるだけ。
その前にどれだけ良い時間をもてるか、つまらないことで懐疑的になっていてはもったいないのです。
と、哲学してみました。
来年の沖縄のお仕事に向けて、打ち合わせに臨んで、また希望が広がる感じがしました。
もともとお世話になっている中山さんの、英国帰国後の混乱中にさらにまたお世話になっていただきました。
(いつかご恩返しします)
中山さんは僕以上にあれこれと幅広く表も裏も動いている先生ですけど、その一つがアートマネージメントの分野のせんせい業。
なので、さすが、業務上の処理が、相手の立場からしても完璧。
そういう人のところには、仕事の依頼が集まってさらに忙しくなってしまうのですけど、さらにまた仕事の多い人ほど、仕事は正確で早くなるんですね。
だから僕もやはり、プロデューサー業では、そういうルートを頼りたくなります。
先日、別のとてもお忙しい方と、いわゆるビジネスのお話をしたとき、やはりその 『レスポンスの速さ』 が違うんですね。
返信即行、問題を積み残さない。それによって、待たせている相手の時間も奪わなくてすむわけです。
ビジネスマンとしては当たり前、あるいは社会人としては当たり前のレベルなのかもしれませんが、これが我々の業界、ア~ティストさんのみならず遅すぎます。
折角、お互いが自由に時間を使える電子メールという武器も、これじゃ意味がなくなってしまいます。
さらに、連絡と確認、アフターケアの有無も同じような感じで、一般的なビジネスの常識が、この業界に欠けていると思う事が多いのです。
トラブルの原因は、その辺にあるのではないかと思います。
なのでアートマネージメントなんて、学問ができるのかもしれませんけど、それもほとんど、『アート』を抜いた普通のマネージメントの常識をまず徹底してもらいたいものです。
アーティストさんは、そんな常識にとらわれなくてもいいのかもしれませんけどね。
東京で、一番情緒ある場所のような気がするのが神楽坂。
観光的保存化されたものではなく、生き残っている現役の文化的風情が好きです。
チェーン店が肩身狭そうにしています。
そこにしかないお店、オーナーの工夫と愛情が感じられるお店が好きです。
チェーン店の安心感は、それはそれで便利で有難いものですけれども、食事は便利さでえらぶものではありません。
同じ値段でも、その中身が全然ちがうわけで、「大量仕入れだから安いんです」は、工業製品だけで十分。
食事は、その日に選んだ食材と板前さんの工夫がなされたものがよいです。
居酒屋チェーンにいくと、いつも同じメニューがあって、同じ味同じ値段なはずがないだろう、と思うのですけど・・・。
やはり、オンリーワンのお店がいいです。
高そうな敷居の暖簾をくぐる緊張感、これは一つの醍醐味。
神楽坂は、これにあふれています。