大阪国際消防防災展「楽ECO」 -第11回ブログ- | 消防設備や防火対象物の点検ならテクニコ株式会社(大阪・東京)

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こんちには!
久しぶりのブログ更新です。

先週6月10日~11日まで大阪の南港ATCで開催されていた「IFCAA2016大阪国際消防防災展」に参加してきました。


ATC全域が会場になっており、かなり大きな催しだったのですが、お目当てはATCホール内で行われている消防・防災メーカーさんの展示でした。
多数の防災メーカーさんがブースを出しておられて、新型の消防用設備や点検器具の他、日々の現場でも目にする機会のほとんど無い設備も見る事ができ大満足でした。
という事でIFCAAの事を何回かに分けてダラダラと書いてみようと思います!

展示ブースの中でお目当ての1つだったのが、大阪の大正に会社があるアークリード株式会社さんの加煙試験器(煙感知器を点検する為の道具)で、その名も「楽ECO」。

図々しくもアークリード株式会社の社員さんに持っていただき撮影させていただきました。

どこかの家電メーカーが出してる洗濯機か掃除機かなんかでありそうな商品名ですが、この「楽ECO」かなり優れものです。

見た目からはピストル型の試験器みたいな物かと思いますが、トリガーを引くと煙が噴射するのではなく、本体に付いているスイッチをONにする事で常時ゆっくりとした発煙状態が続きます。

煙が試験器の上部先端からゆっくりと出るので、ちゃんと発報するのかな?とか思っていたのですが、アークリードさんのブースにあったテスト用煙感知器(写真左上にある物)で試した所、むしろ発報はかなり早く、さらにアークリードの社員さん曰く排煙(感知器の復旧)もとても早いようです。

この試験器はガスボンベを噴出させるのではなく、専用の発煙材(オイル)を本体に入れ、それを内蔵の電気ヒーターで蒸発させる事で煙を発生させます。

↓発煙オイル注入口

←発煙オイル
実は楽ECOはこの発煙材を使うところが最も素晴らしい部分の1つでありまして、1本550円の発煙材1本で約10,000個の感知器を点検できます。
今まで弊社で使っていたボンベだと1本で300個ほどしか点検できず、10000個点検しようと思うと33~34本は使わないとダメだし、値段に関してもまとめて買って1本約1700円・・。
つまり楽ECOだと電気ヒーター用の電池代を入れてもなんと90分の1くらいの点検コストなのです(アークリードさんのパンフの受け売り)。






ちなみに支持棒を付けれるセットにも変更可能で、蛇腹も装着できます!(図々しくもまたアークリードさんの方に持っていただきパシャリ。)
この状態でもスイッチをONすると煙が出っぱなしなので、感知器に押しつけて「シューッ(わかる人にはわかる)」しなくてオーケーです。
個人的には「シューッ」の手応えがとても好きなので少し寂しい。

ちなみにアークリードさんのブースで試された方の多くが「使いにくい」と言っておられたそうです。
テクニコのスタッフでは「発報も早いし使いやすい」と言う人もいましたし、私もブースで試した限りでは「こりゃいいわ」と感じました。
使い慣れの問題とも思います。

支持棒と蛇腹を使わなければ、オプションの腰につける専用バッグを使えるので試験器の持ち運びで手が塞がらず、熱と煙の二刀流も楽々です。

今後テクニコでもこの加煙試験器に切り替えていく予定です!

後、最後になってしまいましたが、従来の加煙試験器用のガスボンベとくらべてCO2排出量は限りなくゼロに近く、フロンガスも出ないので、名前の通りの経費面にも、環境面にもエコな器具でございます。




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