世界一になった日 | 行く河の流れ

行く河の流れ

行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。

 WBCで日本代表がキューバ代表を破り世界一に輝いた。王監督が宙を舞い選手が互いに喜びを爆発させる。日本本土では春分の日で祝日ということもあいまって国民はテレビの前で熱狂した。
 勝負は時の運の要素も存分にある。特にレベルの拮抗した相手だと余計にそうだ。日本代表は運良く初代優勝国となった。しかし何よりも今回の日本代表の試合は「面白かった」のだ。野球の醍醐味である一点の重みをこれほどまでに感じた試合は通常の国内のペナントレースでは近年、観ることのできないものであった。選手は一点を取ることに執念を燃やし、点を取ればチーム一丸となって喜びを爆発させた。
 素直に面白い試合で盛り上がって、野球の楽しさを発見できた大会であった。