不安 世界の果てで蠢く何か巨大なもの それを構成する物質は固定されてもおらず 自由に行きかっているが液体でも気体でもない 色もなく 暗黒でも透明でもない 世界の果てからやってくる巨大なものは 人の心に寄生してしまう 人は必死に溜息をつき それを体内から吐き出そうとするが 巨大なものが持つ容赦ない手が 人の中心を掴んで放しはしない 世界の果てに向かい 静かに流れる無意識の時間の河が 流れ出すまでは