中学2年生にニカラグアでの活動体験をお話しする機会を得た。自宅からはとても遠い中学校だったがありがたい話なので喜んで引き受けた。車で学校へ向かったのだがどんどん山間を走っていく。気温が変わってきて山の色もそれと共に変わってきた。車でお気に入りの音楽を聴きながらのドライブはとても気持ちがいい。いろいろなことへ思いを馳せられる時間である。
学校へ着き、使用する教室へ向かうと今日話を聞いてくれる生徒達がいた。軽く挨拶をしながら少し照れながら僕の方を見ている。この学校は2年生が1クラスだけ、つまり今日話を聞く生徒がこの学校の全2年生ということになる。
現地で撮影したビデオを編集して持っていき、ワークシートも作成して考える時間を設けるようにもした。1時間があっという間に過ぎ、今日体験談を聴いた感想を書いて提出してもらった。
その感想を読むと、皆同じような感想であった。僕が話したことをそのまま書き写しているのである。2つの点に愕然とした。まず1つ目は子ども達が決まり文句のような感想文しか書けていないこと。どの子の感想文を読んでいても、その子の言葉ではなくどの言葉も僕の心に響いてこない。つまらないのである。とても残念に思った。
その点が2つ目に繋がるのだが、僕の話したことがこんなにも直接子ども達に入り込むのだということ。僕が話をしたことの影響力の大きさに驚いたのである。
子ども達が書いてくれた感想文は僕の話したことの鏡なのだ。つまりは僕の話がありきたりで子ども達の心に響くものではなかったということになる。
課題は山積みである。しかしそれら課題を前にしてこの胸の高揚感はなんであろうか。