『風になりたい』 | 行く河の流れ

行く河の流れ

行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。

 僕はこの曲が好きだ。
 大声で、みんなで歌って突き抜けることができる爽快感がある。それにも関わらず、なぜか僕の心に触れる切なさを感じるのである。地球の裏側の映画館でこの曲を聴いた時には故郷の日本を思い出した。今、日本でこの曲を聴くと地球の裏側の風を思い出す。生暖かく埃っぽい風。そこで生きる人の顔。
 今朝、子どもたちはこの曲を演奏してくれた。5年生全員で今年の夏から今週末にある音楽祭で発表するためにずっと練習に練習を重ねてきたものであった。ピアノ、アコーディオン、鍵盤ハーモニカ、リコーダー、パーカッション、それに手拍子。一生懸命練習を積み重ねてきた作品を体で感じることができた。心が奮え、空と一体になった。紡ぎ出す音と一体になった。
 やっぱり、好きだ。