今日行われた東京国際女子マラソンで2年ぶりのフルマラソンとなった高橋尚子選手が2時間24分39秒で優勝した。2年前のこのレースで高橋尚子は終盤突然失速。アテネオリンピックの代表の座を逃すことになる。
シドニーオリンピックでの金メダルを見たときに感じたことがある。「この人は次元が違う」と。他の選手と「スピードの絶対値」が違うのだ。アテネオリンピックにおいても出場さえすれば当然金メダル候補の筆頭であっただろう。しかし2年前の失速。それから2年間の空白の時間に彼女は何をかんがえたのだろうか。
今日そのコースを彼女は走っていた。ものすごくたくさんのモノを背中にしょって。でも全く重さを見せない。彼女の精神はそのしょっているモノを力に変える仕組みを持っているようだ。見ていて涙が出そうなくらい僕らにも力をくれる。走るということでこんなにも人を勇気づけられる人を無条件に尊敬し、すがすがしい羨ましさを感じる。
新聞やテレビは復活と書き立てるだろう。シドニーオリンピックで見せたあの圧倒的なスピードに精神力もプラスして、金メダリストが金メダル候補として帰ってきた。