厳しさ | 行く河の流れ

行く河の流れ

行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。

 今日は教育実習最終日であった。最終日ということで学級経営を担任の先生から一日すべて任された。一ヶ月という期間を毎日子ども達と過ごしてきているので、クラスの子達の性格などはなんとなくは分かっていたのだが、やはり期間が短く子ども達との間には信頼をベースにした人間関係を作るには至っていなかった。そこで何が難しくなるかというと厳しくする時に、思い切って厳しく指導できないということであった。子ども達とはとても仲良くなり、自然に会話もできる。しかしそこ止まりだと厳しくした時に子ども達がくじけてしまうのである。それに比べ担任の先生が厳しくしたときには子どもの中にも「悪いことをしたし、怒られてもしかたないな」という気持ちがあるのだと思う。気持ちが折れないのである。
 その違いは何であろうかと考えた。経験、年齢、人柄、性別。様々な要素が複合的に絡み合っている。この一ヶ月の実習では、とても一ヶ月間の勉強量ではないと思えるほどの貴重な経験をさせて頂いた。一日として消耗した時間はなかった。こういう時間をもっともっと増やしていきたいと考えている。
 自分の母校での実習はより思い入れが深いものとなり、後輩である子ども達の将来がとても楽しみである。