こんにちは。今日は研修講師日記です。

 

 

■受講者数MAX・壮観な内部監査員研修

久々に受講者数Maxでの内部監査員養成研修の担当でした。
24名定員いっぱいいっぱいでの集合研修。


さらには特定企業の工場での開催でしたので、皆がユニフォーム姿。
ある意味壮観な光景の中での研修でした。

 


 

■長年の認証維持企業での講師対応

そして同社の認証取得はISO9001もISO14001も20年以上。


正直マンネリ化に悩んでおられるのではないかと思うのですが、そこまで研修事務局の方とはコミュニケーションをとることができずに研修突入でした。

 

事務局の方からは、いつも通りのコース内容でOKです。

このコースは未経験者向けだから、それでやっていただければ、というもの。

 

正直物足りないのですが、開始前の準備でゆっくり相談をしている時間もありませんし、何より事務局の方の要望が「それで結構です」ということなので、こちらもそれ以上は突っ込めません。

 

不特定多数の集まる集合研修と同様な入り方をして今回の研修をスタートさせました。

 

とはいえ、2日間の中でいろいろ散りばめていきますから、不特定多数の集合研修とはかなり違うものに仕立てていきます。


一番はマニュアルの扱いです。

 


 

■自社マニュアルの扱いと事務局の“グリップ力”

初日の昼休みにわかったのですが、事務局の方は参加者に対する指示として、

  • 自社のマニュアルを一読してくること
  • 紙でもデータでもよいので持参すること
    と伝えていたのです。

正直、開始前に言っていただければという大事な情報なのですが、初対面でもあり、それはそれで扱うしかありません。

 

規格の解説時に何か資料を見ている人がいたな、というシーンが思い出されました。
とはいえ、持参指示はあっても「解説時に使ってね」というリクエストはないので、こちらもあえて踏み込まず自主性に任せます。

 

この辺りはいつも悩むところです。

 


要は、研修事務局の方のグリップ力がどれくらいか という問題にもなります。

 

 

事務局の方も、参加者は直接の部下ではありません。
気持ちよく学んでほしい、力量を上げてほしい、という思いから、行動を縛りたくないというケースが多いのです。

 

 


 

■内部監査の位置づけと評価の難しさ

内部監査員というポジションも微妙なものです。


内部監査は通常業務とは別枠で行われ、直属の上司の管理下を離れます。
そしてほとんどの場合、そこでの実績が人事考課に反映されません。

 

内部監査を一生懸命行っても、誰からも評価されない──
そんな状況になりかねません。

 

 

中小企業であれば、経営者との距離が近く、内部監査で活躍する社員は通常業務でも信頼され、昇進につながる可能性は大きいでしょう。


ですが大企業ではまず起きません。

 

ISO事務局の方々には、
自社の中でマネジメントシステムや内部監査をどう位置づけるか
を考えていただきたいと常々思っています。

 

その位置づけが明確になると、研修の指示の強さも変わり、結果的にマネジメントシステム運用がうまくいく方向に向かいます。

 

 


 

■事務局と講師の接点:遠慮しないでほしい

今回の2日間研修も、昼食は同社の食堂で事務局の方とご一緒でした。


今回もそうですが、皆さま慎み深く、遠慮がちというパターンが多いのです。

ぜひ遠慮なく、ここぞとばかりに質問攻撃をしていただきたいのです。


お伝えしたいことは山ほどあります。

 

ですが講師側は、押し付けになるのは好ましくないと思っていますから、聞かれたこと以外はあまり話しません。


おそらく私は相当にこちらから話しかけるタイプではありますが。

 

 

監査のスタイルやチェックリストの有無なども、その時に聞き出したうえで講義内容に反映させていきます。

 

毎回申し上げていますが、事務局の方にはこの部分への理解を深めていただき、遠慮なく講師から引き出してほしい のです。

 

昼食時間をゆっくりしてもらわないと、というお気遣いもありがたいのですが、まともな講師であれば、講師業はサービス業であることを理解しています。

 

リラックスよりも、
お客様がより深く理解し、喜んでくださること
を優先します。

 

 

どうぞ講師を呼んで実施する研修の場合は、講師を使い倒していただきたい のです。

追加料金を請求するような講師はいません。


万が一「聞く価値がない」と思う講師が来たら、派遣元にクレームを出してください。

 

 

それがお互いのためです。
事務局の皆さま、どうぞ遠慮なく!

 

 


 

■本日のひとこと

 

🎯研修事務局の方は遠慮なく講師を使い倒そう!