こんにちは。ISO研修講師日記です。

 

今回は、ある企業様で実施した
ISO9001 内部監査員養成研修のお話です。

 

いつも担当している研修内容と基本は同じ。
特別な教材を使ったわけでもありません。

 

それでも今回は、
 

「これはすごいな…」
 

と何度も感じる場面がありました。

 


 

規格説明の時間に起きた、ちょっとした衝撃

 

研修の中でも、規格の解説パートというのは、
正直に言って眠くなりやすいところです。

 

情報量も多く、説明中心になりますし、
私自身、かなりのスピードで話しています。

メモを取る時間を特別に設けているわけでもありません。

 

……にもかかわらず。

 

ふと会場を見渡すと、
皆さんがどんどんノートを取っておられるのです。

 

一部の方だけ、ではありません。
 

見える範囲のほぼ全員が、黙々とペンを動かしている。

 

これは、講師として本当にうれしい瞬間です。

 

「ありがたいなあ」
「講師冥利に尽きるなあ」

 

そんな気持ちになりました。

 


 

これは「個人差」ではなく「組織の力」

 

もちろん、熱心な方が数名いらっしゃる、ということは珍しくありません。

 

でも今回は違いました。

ほぼ全員が同じ姿勢で、同じ温度感で学ばれている。

 

これはもう、個人の資質というより
日頃の社員教育や文化の積み重ねだと思わざるを得ません。

 

人材育成にきちんと手をかけてきた会社だからこそ、
こういう姿が自然に生まれるのだと感じました。

 


 

初日から集中力が落ちない

 

今回の研修は20名以上のクラスでした。

しかも初日は、説明が多めの内容です。
 

正直に言えば、眠気が出てもおかしくありません。

それでも、

 

・眠そうな方がいない
・集中が途切れない
・姿勢が崩れない

 

そんな状態が最後まで続きました。

 

お話を聞いてみると、
1日に300件ほどメールを受け取る方もいらっしゃるとのこと。

それだけ業務量が多い中で、
2日間の研修に集中し続けるのは簡単ではありません。

 

それでも真剣に向き合ってくださる。
この時点で、組織としての底力を感じます。

 


 

2日目も、やはりレベルが高い

 

その姿勢は2日目も変わりませんでした。

 

ケーススタディに入ると、
どうしても理解の差は見えてきます。

 

これはどんなケースであってもこの研修では同じです。

ただし今回の場合、
「つまずいている」と言っても軽微なもの。

理解を深める過程で自然に出てくるレベルで、
致命的なものではありません。

 

むしろ、

「この方々は、かなり早い段階で
良い内部監査員になっていくだろうな」

 

そんな印象を持たせてくれる場面がいくつもありました。

 


 

もう一つ大きかったのは、事務局の存在

 

こうした研修が成り立つ背景には、
事務局ご担当者の存在も欠かせません。

 

今回のご担当者はベテランの方で、
単に「教育部門に配属されたから対応している」というタイプではありません。

これまでの経験を踏まえ、

  • どんな人材を育てたいのか

  • 何を身につけてほしいのか

  • そのためにどんな研修が必要か

を、きちんと考えておられました。

 

お昼をご一緒した際にも、
その考え方や取り組みの背景がよく伝わってきました。

 


 

「合っている」と判断してもらえたことの意味

 

今回の研修は、昨年に続いてのご依頼でした。

それはつまり、
こちらの提供している研修内容や進め方が、
先方の考えと合っていると評価していただいた、ということでもあります。

 

標準教材をベースにしつつ、
現場に合わせて講師裁量で調整している点も含めて、
ご理解いただいたうえでの継続開催です。

 

これは講師側としても、自然と力が入ります。

 


 

研修は「お願いするもの」ではなく「一緒につくるもの」

 

今回のようなケースは、決して偶然ではありません。

 

研修担当の方が、

  • 自社として何を大切にしたいのか

  • どんな力を伸ばしたいのか

  • どこまでを研修会社に任せたいのか

をきちんと言葉にし、共有してくださっている。

その結果として、研修が「噛み合う」のです。

 

研修は、発注して終わりではありません。
一緒に設計していくものです。

 

だからこそ、遠慮せずに要望を伝えていただければ、というのが

今日の最後のメッセージになります。

 


 


🌱本日のひとこと

自社の要望は、遠慮せず研修会社・講師に伝えよう!

 

 

 

 

 

 

原文はこちらから。