こんにちは。

研修講師日記です。

 

今回は「QMS研修」をテーマに、通常とはだいぶ毛色の違う、プロセスアプローチに特化した完全オーダーメード研修の現場から見えた、組織運営のリアルな課題についてお話しします。

 

 

経営管理と人材育成を直結させる、完全オーダーメードの仕掛け

 

通常のISO研修のように、ISO9001の規格やプロセスアプローチの概念を表面解釈して説明するような内容ではありません。狙いは、組織の経営管理の在り方と人材育成をしっかりと紐付けることです。

独自の演習を通じて、QMSの運用面と人材の力量強化を同時に達成する。過去10年近くにわたり、クライアント企業の担当者様と熱意をぶつけ合い、改訂を繰り返しながら磨き上げてきたカリキュラムです。

 

今回、これまでの2日間コースを1日へ凝縮する大幅なリニューアルを行いましたが、講師としても非常に高い手応えと満足感を得られる日となりました。

 

 

 

研修後に寄せられた、受講者たちの熱い「居残り質問」

 

何よりありがたかったのは、研修終了後に何人もの受講者が居残って質問を投げかけてくれたことです。しかもその内容は、単なる講義への質問ではなく、そこから派生したリアルな「業務上の悩み」にまで踏み込んだものでした。

 

こうなると、私の中にある「キャリアコンサルタント」としての意識がうずきます。単なる質疑応答ではなく、彼らが本当に訴えかけたい本質は何かを見極める応対へと自然に切り替わっていきました。

 

彼らの問いから伝わってきたのは、組織運営の中でまだうまく言語化できていないものの、うっすらと感じている「自社の将来への危機意識」でした。組織のなかに、ひずみや、よどみが起き始めているというサインです。

 

 

入社3年目の若手が吐露した、組織の「成長痛」という危機

 

驚くべきは、これらの課題意識を表明してくれたのが、いずれも入社1〜3年目の超若手社員ばかりだったという点です。業務経験が浅い段階でこのレベルの問題意識を持てるのは、その企業の人材レベルの高さを証明しています。

しかし経営陣の視点に立てば、この年齢層にその危機感を持たせてしまっている状況は決して好ましくありません。

 

売上や規模の拡大に対して、本当の意味での組織の成長がリンクしていない。まさに「成長痛」とも言うべき状態です。これを放置すれば、近い将来、企業の成長は鈍化し、冬の時代を迎えることになりかねません。

 

研修では、この危機を回避するヒントとして、ISOが提示するプロセスアプローチの概念と具体的な活用手法を伝授しました。受講者が次のアクションを起こしてくれることを期待していますが、研修受講が即効薬になるわけではありません。ここからは、組織の皆様による地道な努力の繰り返しが必要です。

 

 

10年の継続が証明する、企業の「地力」の向上

 

補足すると、この研修はスタート当初、課長クラスを対象に開催されていました。それが近年では、新入社員や若手層に受講してもらう立てつけへと変化しています。長年の実施によって研修が社内に浸透し、受講層が下がってきた。これは同社が確実に「地力」をつけてきた証左に他なりません。

 

今回の若手たちのアウトプットのレベルは、当時の課長クラスが見れば本当に感心するほどのパフォーマンスでした。立ち上げ当時に「期待に応えてくれるか」と熱いバトンを投げてくださった担当のHさんやIさんがこの光景を見たら、きっと心から喜んでくれたはずです。私たちを信じ、毎年の継続発注をいただき、本当にありがとうございます。

 

 

 

 

■本日のひとこと

 

 🎯10年かけてたどり着く企業研修の理想形の一つはこれだ!

 

 

 

 

 

─── 今回の研修の舞台裏や、組織のひずみを乗り越えるための「経営管理と人材育成のつながり」について、公式ホームページにてさらに深く解説しています。

 組織の成長痛にお悩みの経営者様は、ぜひ下記リンクよりご覧ください。

 

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