フロント3WAYサブウーファーの組み合わせともなるとピラー加工やら工賃、工期も掛かってきますが
大きな加工をせず今回は良い結果が出たケースをご報告。
車両はレクサスLBX
勿論オーディオシステムでの作業は初めて
純正アンプの位置やシステム内容なども不明ですので作業しながらでの解析となりましたが標準タイプのオーディオシステムでしたので社外のプロセッサーアンプとの接続も問題なく取付出来ました。
レクサスやトヨタ車のオーディオシステムですが社外のプロセッサーアンプやオーディオでシステムアップをする方は標準装着タイプのオーディオが絶対お勧め。
JBLサウンドシステムやマークレビンソンのシステムになると純正オーディオの無理やり音が加工され過ぎている為に社外アンプ等と接続した場合非常にクセのある音となってしまいます。
その点加工されていない良い意味でのピュアなサウンドである標準装着(ディスプレイオーディオ)のオーディオの方か社外オーディオとの相性は良いかと思います。
お客様のご希望は手持ちのモレル カーボンプロ 3WAYスピーカーとサブウーファーの取り付け。インストールにあたりサウンドチューニングが行えるプロセッサーアンプの導入でシステム内容が決定。
過去にもダイアトーンやマニアックなキノシタダヴィスのスピーカーまで経験されているようでカーオーディオ経験も豊富なオーナー様でいらっしゃいました
今回お勧めしたのはHELIX(ヘリックス) プロセッサーアンプ P-SIX DSP ULTIMATE
アルティメイトとは『究極の』『最高の』という意味
コレ1台でフロントスピーカー(今回は3WAYで合計6個)ものスピーカーを鳴らせます。しかも室内の特性や取付するスピーカーに合わせて高度なサウンドチューニングが行える機能まで搭載したデジタルアンプ
旧モデルのP-SIX DSPの取り付け経験もありプロセッサーアンプの中での性能はピカイチ。モデルチェンジして更に磨き上げられた音となっています。
シート下等のスペースへ取付はサイズ的に少々厳しいのでリアラケッジ内部にサブウーファー用のアンプと並べて取付。
LBXの場合リアラケッジが2層となっているのでユニットを配置しても上部の荷室スペースは確保出来るので邪魔になりません
アンプボード中央にはオーディソンのBluetoothレシーバーを設置。スマートフォンの音源やエルダック対応のデジタルプレーヤーとの接続が可能です
ドアスピーカーはインナーバッフル仕様。
圧縮合板とM&Mデザイン アルミ製バッフルのハイブリッドインナーバッフルでガッチリと固定。拘り派の方にはお勧めしたいアイテム。モレルのスピーカーも勿論対応
基本取付についてはワンオフ加工に拘りを持っておりますが既製品でも良いものがあれば積極的に採用します。
スコーカーはダッシュボード奥の純正位置に取り付け。
ピラーにツイーター、スコーカーをガッツリ加工も良いけれど純正位置のインナー取付で予想以上に良い音で驚きました。
2WAYでは味わう事が出来ない領域の音は3WAYならでは
最近ではプロセッサーのスペックが飛躍的に良くなっているので3WAYシステムのサウンドチューニングも非常にやり易くなりました
インナーバッフルは強度確保、防水、質量増加などを狙って塗装前にタップリと樹脂に漬け込みます。
乾燥するとカチカチになって樹脂を吸い込んでずっしりと重いインナーバッフルの出来上がり。
ダッシュボード奥のスコーカーバップルも同様の処理をしています。
これまた凄く良いと感心したのが金属製のモレル専用ツイーターインストールキット。モレル製ではないようですが、便利なモノがあるもんです
ホント凄く良い
角度は固定出来ないタイプではありますが固定位置の調整で全然OK
という事でドアスピーカー、スコーカー、ツイーターとフロント3WAYのスピーカーはアウター加工などの大掛かりなカスタムインストールを行う事なく完成
数か所ピーク部分を目立つところはイコライジングしていますが、中域の特性も大きな乱れもなく3WAYらしい良特性が出ています。
今回はピラーとダッシュボード奥のスピーカーが比較的近い距離での車両でしたので条件的にも良い結果が出たかと思います
確かにピラー加工やドアアウター加工での音への恩恵は大きいものがありますが今回のケースのように
純正取付位置を生かしたシステム構成も大いにアリですね。
ご依頼ありがとうございました
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