Technical Note ~自動車中心に、その他気になる技術について~ -5ページ目

週末に福島市へ行ってきた。

街は震災なんてなかったかのように普通に見えた。


福島にとって一番の復興の足かせとなるのはやはり放射能問題。

今更って感じだけど、放射能の基礎について勉強がてらに。



◇放射能と放射線の違い

放射線:放出されるエネルギー

放射能:放射線を出す能力



◇単位

放射線→グレイ(物質に吸収された放射線のエネルギー量)

放射能→ベクレル(1秒間に崩壊する原子数)

人体への影響度→シーベルト(数値はグレイとほぼ同)



◇ガイガーカウンターを使った測り方

ガイガーカウンターで測定できるのは1分あたりの放射能の数(CPM)のみ。

放射線にはα線、β線、γ線(透過性が低い順)などがあり、

種類によって、持っているエネルギー量が異なる。


なのでフィルタ代わりのキャップ等をつけて計測する種類を特定する、

校正値を変える等の処理が必要。



◇放射線の人体への影響

100mSv以内であれば大丈夫とか、

1mSvでも危ないとか、様々な意見が飛び交っている。


個人的な考えとしては、統計的に結論を下せるほどのデータが

揃ってなく、安全だと言う人、危険だと言う人に分かれるのではと思っていた。


自分の中で、しっくりきたのが、東大の児玉教授の話

http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/8f7f0d5f9d925ebfe7c57aa544efd862

http://www.youtube.com/watch?v=eubj2tmb86M

内部被曝には、何ミリシーベルトというのは全く意味がない。

放射性物質によって、体内に集積する箇所が異なるため、

全身をホールボディスキャンしても意味がない。


遺伝子自体も人によって300万個ぐらい異なり、

遺伝子レベルでの変化をみる必要があるとのこと。


政府にはこのような細かな対応ができるとは思えず、

「正確なことはわからないが、放射能は危険である可能性が高い」

という前提で行動すべきではないかと思う。



◇放射線の広がり

群馬大の早川教授が放射線の広がりを示す詳細なマップを作成している

http://kipuka.blog70.fc2.com/


テクニカルノート


単位はμSv/hが使用されている。

1μSv/h→8.8mSv/年 (24時間、365日をかけただけなので、乱暴だけど)

として、計算すると福島の大部分が年間1ミリシーベルトを超える。

千葉県にもホットスポットがある。


シーベルトという測り方は意味がないと上述しているが、

今はこういった数値でしか判断ができない。



安全という判断ができない中では、

せめて子供達や、これから子供を産むであろう母親達だけでも、

こういった地域から避難すべきではないかと思う。


自動車のアイドリングストップ機能が急速に拡大している。

世界的に見ると先行しているのは欧州勢。


これには欧州ではエンジン停止のしやすいMT車が約60%を占める背景があった。

ATやCVTではオイルを潤滑させる電動ポンプが必要となるが、

最近、国内メーカー、欧州メーカー共に投入を始めた。


ダイハツが発表したイースは車速7km/h以下でエンジンを停め、

さらに電動ポンプを外しコスト低減している。


今後、アイドリングストップに関する技術開発、車両展開は増々勢いを増していく。

新車でなくても、後付けでアイドリングストップ機能をつけられる装置もでてきている。


参考URL:http://www.noidling.net/


アイドリングストップは将来的には標準の装備になるだろうが、

新車が売れなくなり、保有年数が長くなっていることを考えると、

短期的には後付けアイドリングストップ装置は、CO2低減には有用。


価格は4万円~8万円程度。補助金が出て2万~4万程度になる。

取り付け費用や他の部品を合わせると、再安で約4万円程度。

ヴィッツではアイドリングストップ分の値段が約6万円なので、それに比べると割安。


アイドリングストップの費用対効果を考えてみる。

e燃費で発表された新型マーチの実燃費は14.9km/L(アイドリングストップの有無混同)。

燃費からみると、結構街乗りが多いと推測されるので、

アイドリングストップの燃費効果を10%程度とし、下記のような条件で

アイドリングストップにより節約されるガソリン代を算出すると、年間8000円になる。


・アイドリンストップなし:15km/L

・アイドリンストップあり:16.5km/L

・ガソリン価格:130円

・年間走行距離1万キロ


4万円の後付け装置をつけた場合は、5年で元をとれることになる。

例えば商用車だと走行距離が長い。2倍走るとすると、2.5年。


更に、大型車ではアイドリングにより多くの燃料が必要となるので、

節約できるガソリン代は多くなる。


このように、商用車(しかも大型)での効果は大きく、

後付け装置を販売している会社も法人向けに力を入れているよう。


元々燃費の良い小型車では、まだ費用対効果という点での

メリットは少ないが、商品性=燃費という風潮の中、

メーカーは必ず織り込んでいくことになり、

システムの改良、コスト低減は増々進んでいくだろう。