自動車のアイドリングストップ機能が急速に拡大している。
世界的に見ると先行しているのは欧州勢。
これには欧州ではエンジン停止のしやすいMT車が約60%を占める背景があった。
ATやCVTではオイルを潤滑させる電動ポンプが必要となるが、
最近、国内メーカー、欧州メーカー共に投入を始めた。
ダイハツが発表したイースは車速7km/h以下でエンジンを停め、
さらに電動ポンプを外しコスト低減している。
今後、アイドリングストップに関する技術開発、車両展開は増々勢いを増していく。
新車でなくても、後付けでアイドリングストップ機能をつけられる装置もでてきている。
参考URL:http://www.noidling.net/
アイドリングストップは将来的には標準の装備になるだろうが、
新車が売れなくなり、保有年数が長くなっていることを考えると、
短期的には後付けアイドリングストップ装置は、CO2低減には有用。
価格は4万円~8万円程度。補助金が出て2万~4万程度になる。
取り付け費用や他の部品を合わせると、再安で約4万円程度。
ヴィッツではアイドリングストップ分の値段が約6万円なので、それに比べると割安。
アイドリングストップの費用対効果を考えてみる。
e燃費で発表された新型マーチの実燃費は14.9km/L(アイドリングストップの有無混同)。
燃費からみると、結構街乗りが多いと推測されるので、
アイドリングストップの燃費効果を10%程度とし、下記のような条件で
アイドリングストップにより節約されるガソリン代を算出すると、年間8000円になる。
・アイドリンストップなし:15km/L
・アイドリンストップあり:16.5km/L
・ガソリン価格:130円
・年間走行距離1万キロ
4万円の後付け装置をつけた場合は、5年で元をとれることになる。
例えば商用車だと走行距離が長い。2倍走るとすると、2.5年。
更に、大型車ではアイドリングにより多くの燃料が必要となるので、
節約できるガソリン代は多くなる。
このように、商用車(しかも大型)での効果は大きく、
後付け装置を販売している会社も法人向けに力を入れているよう。
元々燃費の良い小型車では、まだ費用対効果という点での
メリットは少ないが、商品性=燃費という風潮の中、
メーカーは必ず織り込んでいくことになり、
システムの改良、コスト低減は増々進んでいくだろう。