美しき不機嫌3 | typの推しつ推されつ

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マイディアミスター2周目終了したわけだが、



とにかく不機嫌だったIU演じるイ・ジアンは、主人公ドンフンと仲間たちとの関わりの中で徐々に人のこころのやさしさにふれ、



ラストシーンでは、こんなに穏やかな笑みをたたえるように変容を遂げる。




全16話中9話まではただただ辛くて胸が締め付けられるばかりなのだが、9話のラストシーンで号泣させられたあたりから事態は好転し始め、最後の3話、特に最終話などは人生のいうものの切なさや縁や出会いのかけがえのなさに打ち震えながらやはり胸を締め付けられてしまう。

IUの美しき不機嫌は、チャ・テヒョン、コン・ヒョジン、キム・スヒョンという豪華メンバーと共演した「プロデューサー」でもいかんなく発揮されており、



こちらは本人に近い役柄の人気アイドル、シンディー役を演じているが、このシンディーがまあ不機嫌。



この不機嫌がキム・スヒョン演じる天然プロデューサー見習いのスンチャンとの出会いで変化していくのがこのドラマの見どころであるが、この作品は、これまで紹介した「ホテルデルーナ」「麗」「マイディアミスター」と違って、ど直球のラブコメなのでほのぼのと気楽に見られる作風となっている。


そして、不機嫌というか笑わない人といえば忘れられないのがこちら。



検察の巨悪と戦う敏腕検事が活躍する「秘密の森」の主人公、ファン・シモクは幼少期に受けた脳の手術の影響で感情を失ってしまい、とにかく無表情。 


猛烈な頭脳と正義感で上層部のさまざまな妨害をものともせず真相に迫る姿には心を打たれずにいられない。作中バディとなるぺ・ドゥナ演じる刑事ヨジンとのケミも絶妙。


全然笑わないシモクが作中2回くらい微笑むのだが、それがもう泣けるわけである。


シモクを演じたのはミュージカル出身のチョ・スンウなんだが、もともと感情表現豊かな彼が無愛想な役を演じるという絶妙なキャスティングにうならされる。


なんともすばらしい歌唱力である。


そしてロックもいける。


最後は「プロデューサー」作中で披露される不機嫌な歌姫シンディーのアンニュイなすばらしいパフォーマンス。