美しき不機嫌2 | typの推しつ推されつ

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「麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」を見終わったので、続いてIU主演ドラマ「マイディアミスター」の2周目を見ているわけだが、この作品初回視聴が3年くらい前で、なんでこんなに間が空いたかと言えば、とても辛い話なので見るのにエネルギーが必要だったわけで。

「麗」も相当辛い話なのだが、こちらは時代劇でもあり、登場人物が基本的に王族や貴族階級だったこともあり、スケールの大きいドラマチックで胸を引き裂かれるような思いをさせられる辛さだった。


かたや「マイディアミスター」は現代が舞台で、借金苦や社内政治や貧困など真綿で首を絞められる苦境の中必死で生きる主人公たちの辛さがひしひしと胸を締め付ける。


とはいえ、誰ひとり救われない「麗」に比べると「マイディアミスター」はハッピーエンドなのがありがたい。


以前の記事「美しき不機嫌」ではIUの不機嫌な表情を紹介したのだが、

「マイディアミスター」ではIU史上最高ではないかと思われる不機嫌さである。

多額の借金を抱え借金取りに苦しみながら障害を抱えた祖母の面倒を見ている役柄なので疲弊しきっており不機嫌なのはもっともであるが、以前の記事で不機嫌の原因は孤独だと書いたように彼女も身を切るような孤独の只中で懸命に生きており、物語が終盤に向かうにつれて笑顔を見せるようになる変化が見ものである。


この主人公の役名が「イ・ジアン」と言い、IUの本名の「イ・ジウン(李知恩)」とほとんど同じなのも感情移入を誘う。


去年あたりに「K-POP原論」という本を買ったのだが、

この本では残念ながらIUのことはほんの少ししか触れられてなかったのだが、この本の著書が韓国語の教科書を書いており、その中にイ・ジウンさんが登場するのは、間違いなくIUのことだと思われる。