愛佳side


てちの部屋の前に来た。

ノックしてみるが返事はない。

「てち~?入るよ?」

「ぃぃょ」

くぐもった声が聞こえた。

ドアを開けると、てちがうずくまって泣いていた。

「どしたの?」

「...ひっ...っ」

優しく背中をさする。

「ゆっくりでいいから、話してみて。」

「うん」

「あのさ、今日私ねると一緒に帰ったじゃん?」

「うん」

「そのときにさ、ねるにさ、女の子が好きになったって言われたの。」

「うん」

「それってさ、ねるは私の事好きじゃないってことじゃん?...ぐすっ...」

「でもねるがてちを見る目は恋してると思うよ?」

「そうかな~...」

「うん。ねるはてちのこと好きだと思う。それで思いを伝えようとしたんだと思うよ。」

「そうだといいけど...」

「きっとそうだから安心して。もう遅いから寝な。」

「うん。おやすみ。」

私はてちの部屋を出て理佐の部屋へと向かった。

「...すー...」

理佐はもう寝ていた。

さすがにそうか。まぁいいや。今日の理佐めちゃくちゃ可愛かったし。