■お待たせしました。

今日から「エンジンオイルの役割」についてお話ししていきたいと
思います。

まず、オイルには3つの大きな役割があります。

そして、さらに・・・上記よりは重要度は落ちますが・・・しかし

やっぱり重要な3つの役割があります。

全部で合計6個あります。

それでは行って見ましょう。


■1個目「潤滑性能」

オイルの最も肝になる重要な性能です。

潤滑に始まり潤滑に終わる・・・と、言っても過言ではありません。

「オイルの中に何が入ってるの?」と重複してしまうところもあり
ますが、それだけ重要と理解してくださいね。

金属同士が触れ合うところには必ずオイルが供給されています。

それは、摩擦の低減と金属磨耗を防止しているからです。

もしも、オイル交換をサボってしまってオイル本来の性能が発揮さ
れない場合は、金属同士が摩擦を起こして

発熱→焼付き→エンジン破壊

と言う重大なトラブルになります。Σ( ̄□ ̄)

当然修理するとなるとお財布すっからかん状態になります。

想像しただけで怖いですね。

オイルは金属同士の隙間に入り込み、金属同士が直接触れ合うのを
防止してます。

その他にオイルによってスベッスベのツルッツル状態によってエン
ジンの回転を妨げずにスムーズにエンジンが回ることで燃費にも大
きく影響してきます。


■2個目「密閉性能」

エンジン内部の、実際に燃料が燃えて出力を出してる部品でピスト
ンとピストンリングと言うものがあります。

注射器の筒(シリンダ)の部分と押して中のクスリや薬品を押し出す
部分(ピストン)とピストンについてて密閉させてる部分のゴム(ピ
ストン・リング)を想像してください。

エンジンの場合、このゴムの部分が金属でできてます。

ゴムだったら溶けちゃいますもんね。

シリンダとピストンについてるピストン・リングの1/100~1/1000
ミリの隙間を埋めるのがオイルの重要な役割の1つです。

この隙間には燃焼(わかり易く表現すると爆発!)した時の燃焼エネ
ルギーを密閉して、燃焼ガスの隙間からの「吹き抜け」を防止して
います。

この「吹き抜け」のガスをブローバイ・ガス(未燃焼ガス)と呼んで
いて、環境にも人体へも悪い影響を及ぼします。

それだけでなく、エンジンの内部を汚す原因にもなってますし、こ
のブローバイ・ガスが増えると・・・エンジン出力の低下・・・燃
費の悪化・・・おこずかいの減少。

ってことになります。くわばら、くわばら。

この密閉作用は爆発の時だけでなく、空気と燃料が混ざった混合気
を圧縮する圧縮行程でも働いて「圧縮漏れ」を防いでいます。

今日はここまで。

ちょっと長くて疲れちゃいましたか?

今日やったのはエンジンオイルの「潤滑性能」と「密閉性能」の
2つです。

覚えておいて損はないですよ。

友達とかに自慢できるし・・・。

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■編集後記みたいな・・・

今日はちょっと長くなってしまってすみませんでした。

義兄が風邪をひきまして、その風邪を姉が家に運んできました。

そのおかげで、姉の息子(甥っ子ですね。もうすぐ4歳。)と私が
風邪をひきました。Σ( ̄▽ ̄?)

そのせいで今一調子がでません。

今日のメルマガつまらなかったなーと、感じたらそれは・・・風邪
のせいですからね。



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■前々回のまた前々回の続きです。

シリーズ最終章「エンジンオイルの中に何入ってるの?」

では、参りましょう。

■7番目「消泡剤」

エンジンの中で回転部分によってオイルがかき回されると泡が発生
してしまいます。

泡とは?→空気の気泡が泡です。

オイルの中に泡ができると→泡の・・・と言うよりも気泡の部分だ
け油が無い状態になります。

油がない→油膜切れ→金属同士がこすれる→摩擦が起こる→良くな
い。

そこでこの消泡剤の出番です。

泡を消す。と書いて消泡です。

そーです。泡を消すんです。

その為だけに投入されています。


■8番目「防錆剤」

錆を防ぐ。と書いて防錆(ぼうせい)です。

エンジンの中はオイルで満たされているわけではありません。

隙間には空気が入っています。

空気の中には水分が入ってます。

気温の変化によって水分が表に表れたりします。

すると・・・水になりますね。

水は金属を錆びさせます。

最近のエンジンは錆びに強いアルミニウム合金製でできてますが、
補器類はまだまだ鉄でできてますし、錆びに強いとは言っても錆び
ないわけではないのです。

なので、金属の大敵、錆びからエンジン内部を守る為に添加されて
ます。


■9番め「着色剤」

読んで字のごとく、色をつけるものです。

何に色をつけるの?と言う質問がきそーですね。

オイルに色をつけるんです。

Σ( ̄▽ ̄?)何の為?

さー?

何の為ですかねー?

自分でオイル交換をする人以外見えないですよねー

でも入ってるんです。

全てのオイルに入ってるんですかね?

普通は茶色です。

ちょっと高いオイルでは薄茶やゴールドに見えないこともないです

私が今までに見たことのある色は、まず普通に茶色、薄茶、ゴール
ド、青、赤、緑、オレンジ、ま、赤とオレンジは似たようなもんで
すね。

色がついてても、ついてなくても性能には変化無いです。

色つきのオイルに交換してもちょっと走ったら色落ちしますよ。

ほんとですよ。

青いオイルは入れたことがあります。

結構綺麗でしたよ。( ̄▽ ̄)ニヤニヤ

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■編集後記みたいな・・・

さて、シリーズとして(いつの間にか)オイルの中に入ってる添加剤
と、その役割をお届けしました。

順番が逆になってしまいましたが、次回から「エンジンオイルの役
割」についてお送りする予定です。

何か取り上げて欲しいテーマや質問などありましたら遠慮しないで
メールしてくださいね。

梅雨に入ったらサンデーメカニックもおあづけになっちゃいます。

あまり嬉しくないですけど梅雨にはしっかりと雨が降ってくれない
と水不足が心配です。

みなさんも普段から節水に心がけましょう。

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■さて、またまた前回、前々回の続きです。

頂上は近いですよ。


■5番目「極圧剤」

「ごくあつざい」と、読みます。
ものすごく大きな力を受け止める箇所の金属の磨耗を防止するために
添加されます。

金属の潤滑性能、金属の保護をさらに高める働きをします。

ものすごく大きな力が加わると、そこにある油膜がせん断されてしま
うことがあります。
そこで、この極圧剤を加えることによってせん断されないように強い
油膜を作ってます。

ちょっと補足です。
エンジンよりももっともっと大きな力が加わる場所が車には存在しま
す。

どこだと思いますか?

わかりますか?

それは・・・ミッション&デファレンシャルです。

ミッションはマニュアル・トランスミッションのことです。
ミッションよりさらに大きな力が加わる場所がデファレンシャル=
デフです。

ミッションは人に手でギヤチェンジするので、その性質上ガッチガ
チの硬いオイルを入れることができません。
でも、エンジンオイルより硬いですよ。

デフには最終的にタイヤにエンジンの力を伝えると言う重要な役目
があるため、ものすごく大きな力が加わるんです。

ちょっとやそっとのオイルでは太刀打ちできません。
そこで、オイルの中に極圧剤を「おりゃー」と、沢山入れて油膜切
れを起こさないようにがんばってもらっています。


■6番目「摩擦調整剤」

エンジン内部の金属磨耗防止力を高める効果を発揮します。
専門的には摩擦面で二次的化合物の保護膜を作るそーです。

つまり、すべりを良くして摩擦を減らすために添加されてます。

つるっつるのすべっすべっ。Σ( ̄▽ ̄?)

さてここでちょっと二輪車のお話。
二輪車はギヤオイルにエンジンオイルが指定されているものが少な
くありません。
このギヤの中には「クラッチ」が入ってます。

二輪車のクラッチは湿式と言って、このエンジンオイルで潤滑して
ます。

実は良いオイル(値段の高いオイル)にはつるつるすべすべの素の摩
擦調整剤が多く含まれていて、これを二輪車のギヤオイルに使うと
クラッチの潤滑が良過ぎてクラッチが滑ってしまうことがあります。

バイクは車よりもデリケートなのでメーカー指定のオイルから逸脱
しない程度の良さげなオイルを入れてあげてくださいね。


■7番目「消泡剤」

・・・ニヤリ。

では、また次回に持越しです。

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■編集後記みたいな・・・

またまたまた引っ張りました。(笑)

でも「オイルの中に入ってるもの」シリーズは・・・シリーズだっ
たっけ?・・・次回でいよいよおしまいの気配がします。

なんかプロの出すメルマガっぽいですね。

プロ・・・ですよ私。

・・・確か。

ちゃんと埼玉県から二級自動車整備士の免状を「ガソリン」と
「ジーゼル」の両方を頂きました。Σ( ̄▽ ̄?)

このシリーズが終わったらついでなんで、みなさんにもっとオイル
の大切さを知ってもらいたいので「オイルの役割について」書こ~
かな?って思います。

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