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■前々回のまた前々回の続きです。
シリーズ最終章「エンジンオイルの中に何入ってるの?」
では、参りましょう。
■7番目「消泡剤」
エンジンの中で回転部分によってオイルがかき回されると泡が発生
してしまいます。
泡とは?→空気の気泡が泡です。
オイルの中に泡ができると→泡の・・・と言うよりも気泡の部分だ
け油が無い状態になります。
油がない→油膜切れ→金属同士がこすれる→摩擦が起こる→良くな
い。
そこでこの消泡剤の出番です。
泡を消す。と書いて消泡です。
そーです。泡を消すんです。
その為だけに投入されています。
■8番目「防錆剤」
錆を防ぐ。と書いて防錆(ぼうせい)です。
エンジンの中はオイルで満たされているわけではありません。
隙間には空気が入っています。
空気の中には水分が入ってます。
気温の変化によって水分が表に表れたりします。
すると・・・水になりますね。
水は金属を錆びさせます。
最近のエンジンは錆びに強いアルミニウム合金製でできてますが、
補器類はまだまだ鉄でできてますし、錆びに強いとは言っても錆び
ないわけではないのです。
なので、金属の大敵、錆びからエンジン内部を守る為に添加されて
ます。
■9番め「着色剤」
読んで字のごとく、色をつけるものです。
何に色をつけるの?と言う質問がきそーですね。
オイルに色をつけるんです。
Σ( ̄▽ ̄?)何の為?
さー?
何の為ですかねー?
自分でオイル交換をする人以外見えないですよねー
でも入ってるんです。
全てのオイルに入ってるんですかね?
普通は茶色です。
ちょっと高いオイルでは薄茶やゴールドに見えないこともないです
。
私が今までに見たことのある色は、まず普通に茶色、薄茶、ゴール
ド、青、赤、緑、オレンジ、ま、赤とオレンジは似たようなもんで
すね。
色がついてても、ついてなくても性能には変化無いです。
色つきのオイルに交換してもちょっと走ったら色落ちしますよ。
ほんとですよ。
青いオイルは入れたことがあります。
結構綺麗でしたよ。( ̄▽ ̄)ニヤニヤ
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■編集後記みたいな・・・
さて、シリーズとして(いつの間にか)オイルの中に入ってる添加剤
と、その役割をお届けしました。
順番が逆になってしまいましたが、次回から「エンジンオイルの役
割」についてお送りする予定です。
何か取り上げて欲しいテーマや質問などありましたら遠慮しないで
メールしてくださいね。
梅雨に入ったらサンデーメカニックもおあづけになっちゃいます。
あまり嬉しくないですけど梅雨にはしっかりと雨が降ってくれない
と水不足が心配です。
みなさんも普段から節水に心がけましょう。
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