昨年夏にラニーニャ現象についての記事を載せました。
当時は「ラニーニャ現象は冬まで続く可能性が高い」ということでした。
ちなみに、ラニーニャ現象とは太平洋の赤道域の中央部から東側(日付変更線あたりからペルー沿岸あたり)の海面水温が平年より低く、西側(インドネシア近海)の海面水温が平年より高くなった状態が続く現象のこと。
太平洋赤道域の東側の海面水温が平年より高くなるエルニーニョ現象とは逆になるのがラニーニャ現象。
昨年春頃からラニーニャ現象特有の海面水温が観測されていて、昨年早めの時期から大型台風が発生したのもラニーニャ現象の影響でした。
ラニーニャの時の日本の気候の特徴は、空梅雨・猛暑・渇水・厳冬だそう。
上の図は太平洋赤道域の中央部から東側の海面水温の平年水温との差分。
昨年春頃からマイナスになり昨秋から今冬は1度以上のマイナスになっています。
ラニーニャ現象は今年の春まで継続するとのこと。
ラニーニャ/エルニーニョ現象が地球温暖化の産物なのかどうかはわかりませんが、温暖化による気候変動に拍車をかけていることになっています。
ラニーニャ現象が春以降も続くようなら、今年も夏前に大型台風が発生しやすいということになります。