オミクロンが流行りだしたものの、特に外出等に制限がなかった頃。
都内中心部で打ち合わせが2回あり、2回とも終了後都内中心部の立ち飲み屋さんに行った。都合の付く、過去に仕事をしたことのある仲間を呼んで、だ。

1回目は帰りの電車で寝過ごして自宅までタクシー代が1万円ほどかかったとか、そういうのはどうでもよいのだが、問題は2回目。2日後に発熱したのだ。

都内でも感染が増えている時期である。打ち合わせもアクリルで区切られていたし、飲んだ先の店でもます大丈夫だろうと思っていた。思い当たるのは、個人的に寒かろうがコートは着ない。結構寒い時期だったので体か冷えたのが原因だろうな、とは思っていた。しかし、コロナも疑わざるを得ない。
・抗原検査 陰性
その後医師の診察で「この時期のこの症状ならコロナで間違いないのでそのつもりで」と私的な隔離施設でほぼ3日。
・PCR検査 陰性

で、抗原検査の精度が60%/PCR検査の精度が90%と何度か聞いた覚えがある。
つまり
・100人中40人が抗体検査はすり抜ける
・抗体検査をすり抜けた40人中4人はPCR検査をすり抜ける
つまり、数学的には4%は陽性であっても陰性判定を受ける、ということになる。

家族に発熱者も居ないし、子供のクラスで陽性者が出たという話もないのでおそらくその4%の人ではなかったものと思われるが、4%というのは25人に1人である。

病気の診断で、4%のすり抜けは結構大きくないだろうか?この病に対しての判定もまだその精度でしかできないのはやむを得ないのだろう。
ただ「PCR陰性」は「陽性ではない可能性が極めて高い」だけであって「コロナに感染していない」ということではない、ということを肝に銘じたいと思う。
最近、Webの広告を鬱陶しく感じている。

特にスマホ。やたら広告ばかりでうんざりすることがある。

うっかり触ってしまったら、広告、というような感じだ。
やたらとページを変えて読ませようとする記事も見かける。

そりゃ、記事を読んでもらっても一円の得にもならないよりは
広告収入があった方がいいだろう。
ただ、節度ってものが、ね。
バランスが悪くなってきているように感じる。

年末に聞いた話。
友人が携わっているシステムが他社のものと統合することになったそうだ。

私の頭には、双方(複数?)の個々の機能を比べてよい方を採用していくのかな、ただ、データ統合は結構面倒だろうな、くらいが話のネタになるのかなとか思っていた。

しかし、違った。

友人の意見しか聞いていないから正確ではないかもしれないが。「組織の力関係」で決めてしまっているとのこと。つまり、友人側でない会社側のシステムが統合先のベースとなることが既定路線だそうだ。
で、実際に個々の機能を比べてくと、明らかに統合先の機能は劣化版であるそうだ。統合後転籍云々の話があるそうだが、泥船に乗るようなものだから近しいシステム部門の連中は誰も転籍しないつもりでいるそうだ。

さて、ある銀行がかなりトラブルが頻発していて、金融庁から行政処分を受けている。統合前のそれぞれの銀行が営業方法や顧客層が同じだったわけではないそうであるが、重なった部分では「組織の力関係」のゴリ押しがあったのかもしれない。

おそらく、友人が携わっているものも、某銀行も、統合する際のシステムの方針を経営陣が誤っているから、ではないか。
原因は「経営層のITに関する理解度」の問題であろう。特に銀行などの金融機関は難関大学を出た人たちの競争結果として経営層に辿りついた人たち。派閥やら面倒くさいものもあるのだろう。その人たちでシステムに詳しい(プログラムではなくアーキテクトやストラテジストレベルで、かつ他のシステムに詳しくない他の経営層を納得させるだけのことができる人)でもいればいいのだが、そうではないのではないか。
結果、日本の合併やシステム統合って、中身の精査もせず、得てしてこんなもんなのかな?とも思う。