9.24 vs湘南 チームとしての機能性が戻ってきた。 | てっちゃんとコテッチャンのブログ

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2023J1リーグ第28節

湘南 0 - 2 川崎F

会場:国立競技場

観客数:54,243人

 

ACL第1戦もそうでしたが、今シーズン、どうにもならなかった「チームとしての機能性」がようやく戻ってきた印象を受けた試合でした。

 

今シーズンのこれまでの試合で問題だったことは、

1、シンや大聖の1トップは無理→2トップで2人で攻めるべき

2、マルをサイドに張らせ続けても打開できない→ポジション調整が必要

3、最終ラインがとにかく心配→高井を我慢して使うべし

等々

 

ACLではマルがゴールを奪いましたが、このマルはサイドに張る一辺倒ではなく、中にポジションをとる時間が増えてきました。見ようによってはゴミスとの2トップとも言えますが、システム的には4-3-3のままであり、その中でのポジション取りの調整だと思います。ゴミスとの距離感が縮まり、ゴミスの動き次第ではマルが空きやすくなります。

 

多摩クラではサイドを突破したことでゴールが生まれましたが、多摩クラでも中にポジションをとる時間が増えていて、その中でのカウンターからのサイドプレーだったことで、相手DFの布陣にズレがあったり、その影響からかマルのスペースができたりしていたように見えました。これまでは、マルの単独プレーという印象でしたが、少なくともCFのゴミスやMFの瀬古や脇坂との距離を縮め、相手DFの陣形に影響を与えたように感じます。

 

湘南戦は3-5-2というシステムで、明確な2トップでした。CFはダミアンでしたが、今のダミアンは1人で打開するパワーはないので、大聖やシンと同様に2トップで攻めることが良いと思います。そして、この試合では2トップが見事に機能してシンのきれいなゴールが生まれました。ダミアンにもスルーパスが出て、ゴールとはなりませんでしたが今までには見られなかったチャンスシーンがあったように思います。4-4-2でもいいので、これらのFW陣の際は絶対に2トップが良いと思います。

 

問題は最終ラインですね。車屋はパワーがないのでどうにも心配ですし、CBにあるまじき負傷交代が目立ちすぎます。この負傷しやすいフィジカル自体がCB向きではないので、何としてでも高井を使い続けてほしいです。若干18歳ですから、とんでもないポカもあります。特にカウンターの対処がへたくそで、ポジション取りにまだまだ難があります。しかし、経験を積めば伸びるはずです。谷口だって大卒で来た当初はポカだらけでしたが、代表選手に成長しました。また、高井にはセットプレーでの空中戦も期待していますが、攻撃時はなかなか合っていないようで、その辺も今後の課題でもあります。楽しみな選手なので、とにかく使うべしです。

 

SBはノボリが勤続疲労状態にあるので佐々木に期待していましたが、彼もケガがちであり、あんなに簡単に負傷退場されると確かに使いにくいです。今週の新潟戦は久しぶりの松長根のベンチ入り、あるいはスタメンも期待できます。彼のフィジカルは不明ですが、身体ががっちりしているのでかなり強いのではないかと期待しています。今シーズンのテーマとしてみてきた「ヤンフロ」の起用を期待したいです。

 

最後に、土曜日に見に行ったU-18の試合の感想を少々

まあまあしっかりしたサッカーをするようで、バイエルン戦でもちょっとだけ出場したゲームメーカーの尾川君はボールをよく受けていたかなと思います。このポジションはボールをたくさん触ることが大事なので、有望株かなと思いました。そして、何といっても来期加入が決まっている由井君です。MF登録で、この日もスタメン発表時はMFでしたが、実際のポジションはCBでした。非常に落ち着きがあり、出場選手の中ではパワーも感じたので、小さく見積もっても守田くらいの存在感はあるかなと思います。公式発表の身長は180cmで、見た感じもそんな感じでしたが、もう少しは伸びると思うので、谷口くらいのサイズにはなりそうです。トップチームのCBが弱体しているので、彼はチャンスがあるんじゃないかなと思いました。来シーズンの楽しみです。