スカパー解説の清水さん、やっぱり、風間監督とフジテレビ系で海外サッカーの解説を続けてきただけあって、風間サッカーの肝が良く分かってらっしゃる。
今までで一番適切な解説だったんじゃないでしょうか?
さて、試合ですが、前半10分過ぎから2点目を奪うまでのサッカーについては、「そくぞここまで出し切ったな!」というくらい、文句のつけようのない内容だったと思います。
特に、三好の積極的なボールコンタクトやドリブル、パス、どれをとっても期待を大きく上回るトライだったんじゃないでしょうか。
逆サイドの長谷川にしても、非常に良く動き、チームを活性化させていました。
2点を奪った大塚ですが、少なくともあと1点は獲れているはずですので、非常に良い積極的なポジショニングとプレー関与ができていたと思います。
デビュー戦の板倉も、逃げることなく、思ったプレーはできていたでしょう。まあ、ミスは非常に多かったですが。
ボランチのベテラン勢2人は、この日の狩野の出来であれば、前に試合は何で森谷だったの?と思わせる安定感がありました。橋本はややミスが目立ったので微妙ですが、狩野は問題なかったと思います。
両WBについては、ちょっと目立ちませんでしたね。田坂と中野がもっと仕掛けていれば、更に強烈な展開だったように思います。
安ちゃんは大きなミスがなく、それは良かったのですが、終盤のハイボールはもう少しいってほしかったですね。大事になりすぎました。
さて、良いことづくめではありましたが、ラスト30分くらいは問題だらけの試合でした。
前に行くことしか考えなくなり、無理に前にドリブルしたり、パスを出して、ボールを相手にプレゼントするシーンが連発します。10回以上は確実にありました。
無駄に相手にボールをプレゼントすれば、守備に戻らねばならず、エネルギーを消費してしまいます。疲れるから判断が鈍り、また同じミスをするという繰り返しでした。
疲れてきたことをより意識して、自分を抑え、ボールを大切にすることを学んでほしいですね。
とはいえ、これって3年前までのレギュラー陣そのもの、ボールロストを数えていた自分のチームそのものなので、新しい選手である彼らはまあ仕方ないところもあります。しかし、清水さんも指摘していた通り、レギュラー陣は既にその壁を越え、試合を通じて冷静でいられるまでに洗練されているので、試合に出るためには同じレベルに上がらなければなりません。
頑張ってほしいと思います。
でも、一皮むけたことは確かなので、今後が楽しみになりました。
最後に三好のシュートについて。なんで、良く当てるのでしょうか?
下の写真は後半のシュートシーンです。GK正面でしたが、初めてディフェンダーをすり抜けたシュートです。
シュートの姿勢は安定しており、蹴る時も状態が残っていますし、蹴った後も誰かさんのように体がどっかに行かずに、しっかりとその場に残っています。つまり、姿勢はOKです。
では、何が悪いのかというと、終盤のパスミス連発の原因と同じで、「判断力」の不足、もっと言えば、「判断する体力」の不足だと思います。
いっぱいいっぱいでプレーしているのは好感が持てて良いのですが、それ故に最後の判断の際の余力がなくなり、どのシュートコースが空いているかを見る余裕がないのです。
これを克服するためには、ほんの少しだけ、ドリブルのスピードを落とし、緩急をつけて相手をやっつける技術を覚える必要があるでしょう。
メッシの若い頃もがむしゃらでしたが、今のメッシの緩急のつけ方の上手さは神がかり的に域に入っています。三好もそういう感じになれれば、ゴールが量産できるんじゃないかな?と思いました。
結果 川崎 2 - 1 仙台
会場 等々力陸上競技場