総評
全体のボールロスト数は39回でした。以前にも書いたように、30回台は完ぺきに近い状態です。
中盤でのケンゴと山本の動きが非常に流動的で、そこに大久保と僚太が顔を出すので、清水が中盤でボールを盗ることが難しい攻撃ができていたと思います。
そして、こうした中盤の巧みなボール回しにディフェンスラインが引っ張られる中、コバ悠とヤジが裏に抜け出し、そこにパスが供給されるというフロンターレが狙っていたプレーができ始めてきました。
コバ悠、ヤジの両ゴールとも、こうしたパターンから生まれています。共に、ディフェンスの視野から一旦は消え、パスタイミングに合わせて裏を突いています。
ヤジは短い距離で間合いを外してスッと裏を突き、コバ悠は比較的長い距離をスピードで裏を突いています。異なるタイプのアタッカーがいることは、ディフェンスには驚異だったでしょう。
選手たちが輝き始めました。
中盤4人+2トップの構成
守備時の布陣は中盤が逆台形型(単純な3ラインかな?)の4-4-2ですが、攻撃時は中盤がダイヤ型っぽくなり、頂点に大久保、それ以外の3つのポジションをケンゴ、山本、僚太が流動的に動いているように見えました。そして、ヤジとコバ悠が2トップ。
但し、コバ悠はトップの位置にはおらず、右サイドから中への進入を幾度となく繰り返していました。最終的にボールを受けるのはトップの位置なんですが、常駐のポジションは右ウィングのようなポジションで、トップの位置に走り込みます。
一方のヤジは、大きくサイドには流れずに、ペナ付近にポジションをとることが多く、ポイントになってみたり、ボールが逆サイドにあるときはクロスに合わせようとするプレーが目立ちました。ゴールも獲れましたし。
結局、一定のポジションに常駐してしまうのと、オーソドックスな4-4-2のポジションに常駐してテンポラリーに今回の攻撃のポジションに移動してくるのとでは、ディフェンスし易さは随分違うでしょう。本当に捕まえにくいチームになってきました。
ラスト15分の修業
風間監督コメントで、「特にラストのところで非常にもったいないプレーが何回もありましたので。」というのがあります。今回のボールロストは合格点を与えられる少ない数でしたが、ラスト15分で10回のロストと、終盤に通常並みのロスト数を計上しました。
あの時間帯は、清水が前線にフレッシュな選手を投入し、前線をかき回しにかかってきた一方で、川崎は交代カードを切らなかったためか、足が止まり始め、ボールが繋がりにくくなりました。
75分頃に、パトリック、イナ、レナト、森谷あたりを投入すれば、もっと完璧に試合を終わらせることができたと思います。
しかし、こうした状況、つまり、何らかの理由で相手に比べて自分たちが疲れている状態を故意に作りだし、疲れている中で自分たちがやるべきプレーが何なのか?について、選手各自がちゃんと考えるような練習をしていたと思います。
そう、またもや公式戦での練習です。
そして、その結果、考える余裕を失って、いつも通りのロストが多いサッカーになってしまったような気がします。
まだまだ修行は続きそうです。
輝き始める選手たち
ここへ来て、コバ悠のランニング、山本の積極的なパス受け渡し、ジェシのブロック、ヤジの柔軟な動きなど、選手たちのプレーが変わってきています。僚太の動きも少しは改善が見られます。
風間監督の狙いが的中すれば、ここから先は選手たちの大ブレイク、そして、今はベンチ外にいる若手選手の飛躍も見られるような気がします。
こんな調子で進んで行けば、自ずと順位は上がっていくでしょう。
時間帯別ボールロスト
試合を6等分した集計結果
0~15分(7回)、16~30分(9回)、31~45分(5回)
46~60分(6回)、61~75分(2回)、76分~終了(10回)
合計39回
個人別ボールロスト
9回・・・山本。ボールに顔を出す頻度が急増している。それあってのロストの増加であり、今はつべこべ言う段階ではなかろう。どんどん顔を出しながら、ロストを減らしていってもらえばいい。
5回・・・ヒロキ。前半にロストが多かった。ヒロキの役割を思えば、ロストはゼロで行きたい。
・・・僚太。全て前半のロスト。後半は失っていない。徐々にではあるが、ボールを失わなくなってきているし、逆にボール奪取へのチャレンジが増えていたり、ゴール前に顔を出したり、得意な中央で繋ぎに入ったりと、広いエリアをカバーするようになってきた。
4回・・・田中裕。前半にちょっと無理な縦パスを連発。但し、修正できた点は進歩といえる。
・・・ケンゴ。こんなに少ないのは初めてだろう。しかも、最後に2回なので、実質的にはほとんどロストがなかったことになる。
3回・・・コバ悠。サイドをものにしたといえる。動きが積極的になり、ボールに顔を出す回数も増加。この程度のロストは許容範囲。
・・・レナト。短い割に多かったようだが、この時間、味方の足が止まってしまったので、ちょっと気の毒な状況だった。
2回・・・大久保。名古屋に比べると清水のプレスは緩かったので、大久保にとっては楽な試合だったと思う。但し、シュート・ゼロはいただけない。
1回・・・西部。失点シーンは触らなくても良かったクロス。状況判断が甘い。
・・・サネ。ジェシに頼り過ぎ。自分の役割を探せ。
・・・ジェシ。改めて存在感を確認するすごさ。
・・・ヤジ。ヤジもDFラインの裏に消える忍法を習得したのか?良いゴールだった。
無し・・・イナ。短い時間だったが、問題はないと思った。
結果 清水 1 - 2 川崎
会場 IAIスタジアム日本平
観衆 16,829人
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