まずは素直な雑感から、、、
「ん~、等々力連敗。。。」
「2年ぶりに復活したダービーマッチで劇的な敗戦」
「相手に退場者が出た試合で2戦連続勝ちなし」
さすがにこたえる。。。
試合後、バックスタンドの一部サポーターからは容赦ないブーイングが浴びせられた。気持ちはわかる。但し、そのブーイングの気持ちはスタジアムに置いて行って欲しい。ひとたびスタジアムを出れば、新たな気持ちでフロンターレを応援してほしいと思う。
サポーターとクラブの間の見えない強い絆、良い意味で言えば「アットホーム」、悪く言ってしまえば「ぬるま湯」ではある。しかし、それがこのクラブの特徴であり、スポーツ不毛の地と呼ばれる川崎市に立派なJクラブが成長している原動力だ。この特徴は続けて欲しいと思う。
試合の大事な瞬間こそ緊張感あるスタジアムであるべきだが、大半のシーンでの雰囲気は緩いもので良いのではないか?大事なことはON/OFFの切り替えだろう。
とりあえず、次のガンバ戦に気持ちを切り変えよう。精鋭サポーターは現地で、多くの一般サポーター(わが家も)はテレビ画面を通じて、万博に念を送ろうではないか!
ということで、気持ちを切り替えて観戦日記を書いてみる。
全般的に見れば、また一歩前進した印象である。
読みも良く、縦に速いコバ悠
昨季にブレイクしたコバ悠であるが、今季は今一つの立ち上がりであった。昨季はジュニーニョの周りを動けばチャンスが来たが、ジュニがいなくなった今季は再出発となる。チームもコバ悠の特徴を活かす術を模索していたのだろう。
そして、この試合で今季の居場所を見つけたような気がする。この試合でのコバ悠の動きはキレがあった。長谷川と高橋からイエローのファウルを誘った読みとスピードは十分に脅威になる。
右サイドというよりは、右ウイング的に活躍することが良いように思った。
前半、田坂からのロングパスに抜け出して、GKと1対1になったシーンは皆さんの記憶にもあるだろう。
一方、私が印象的だったシーンは後半6分くらいのチャンスだ。ケンゴのスルーパスに2列目からレナトが抜け出し、GK権田と1対1のシーンを作った。結果はシュートをブロックされたが、この時、右サイドをコバ悠が快走、完全に相手ディフェンダーを振り切っていた。あそこにパスを出して欲しかった。
今季のヤジは良さそうだ
普通に動ける、90分走れる、まだ暑くないから?
まあ、いろんな意見はあろうが、体形を見る限り、今季は多少は絞ってきたようにも感じられる。ヤジがこの調子で行けてくれれば、コバ悠との両ウイングで良かろう。スピードがあるので、相手にとっては脅威となる。
この二人の使い道が見えてきたことは、大きな収穫である。
一方、課題もある。
この試合、最も目立った課題は中盤の構成だろう。守備でいえば、自陣アタッキングサードの入口から何度となくフリーで縦パスを出され、石川、谷澤、羽生に裏をとられた。ルーカスによってジェシが引き出された裏ということであるが、ポイントは最終ラインではなく中盤の守備であったと思う。フリーでパスをさせてはいけない。
中盤の構成が上手く機能していないので、攻撃への切り替えも遅れ、決定的な攻めが多く出てこない。特に相手が10人になって以降、田坂が明確にトリプルボランチの一角を占めるようになると(前半途中からそうだったが)、非常にギクシャクする攻撃となってしまった。
田坂という選手、ワンタッチのダイレクトプレーが上手くない。前半にもレナトとのワンツーのシーンがあったが、ちょっとバウンド気味だったため、上手くパスを繋ぐことができなかった。
こういう選手が中盤に入ると、中盤のボール回しが止まってしまう。田坂には申し訳ないが、この試合のような役割であればちょっとしんどい。
しかし、献身的によく動くし、ドリブルでの突進力もある、時々、良いパスも出る。どこかのポジションでピッチに出しておきたい選手である。この辺については、別の機会に触れよう。
最後に相馬監督について
勝ちが来ないことで、「相馬サッカーはダメだ、Jでは通用しない」なんていうブログを目にすることが多い。しかし、私としては、「相馬サッカー」などというものは存在しないと思っているので、ちょっと論点が違うなと思っている。
川崎フロンターレというクラブがまともなサッカー・クラブであれば、クラブが目指すサッカーを定め、それを実現するために監督や選手を雇うはずだ。相馬監督は自分が目指すサッカーを表現するのではなく、クラブから依頼されたように指揮を執るだけである。
そう考えると、相馬監督は、クラブの意向に沿った指揮を執ってるように見える。少なくとも今年は。このまま突きつめて欲しい。
とはいえ、ある点について不満も感じている。
今季のアントラーズ、柴崎、遠藤、梅鉢、土居、大迫等、若手メンバーをふんだんに使っている。経験値が少ないがゆえに非常に苦労しているが、クラブの意図がはっきり見える。王者の作り方とはかようなものかと。
このあたりは、同じく下位に沈んでいるマリノスとは天と地との差があると思う。勝ち点を犠牲にしながらも、アントラーズは確実に若手の経験値が上がるが、マリノスは何も得るものがない。
フロンターレはその中間に位置する。
勝ち点と引き換えにサッカースタイルを前進させることに関しては、粘り強く支えて行きたいと思う。一方、若手の経験値向上という観点では問題が多い。
若手の抜擢は、昨季はコバ悠だけ、今季はサネくらいか?あまりにも少ない。
大島、ノボリ、楠神、福森、まあ、若手はたくさんいる。彼らはどうなっているんだろうか?もちろん、本人たちの自覚不足、努力不足という理由はるだろう。諸先輩からポジションを奪うにはほど遠いのかもしれない。
しかし、これを20歳前後の本人たちだけの責任にしてはいけない。クラブとして、競争意識をしっかりと植え付け、諸先輩を追い落とす執念を植え付けねばならない。
このあたりが良くなってきた時、フロンターレにもタイトルというご褒美がやって来ると信じている。但し、今はその水準ではないので、切磋琢磨して頑張って欲しい。
そういうクラブであれば、サポーターとして応援を続けたいと思う。短期的な結果はどうであれね。
結果 川崎 0 - 1 FC東京
会場 等々力
観衆 20,996人
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