この日は、下北沢のフロンターレ・サポートショップであるパブ『Big Chief』さんにお邪魔しての観戦でした。
18時過ぎにお店に入り、G大阪×山形の前半を観戦、19時からは名古屋×川崎を観戦しました。なお、G大阪×山形の後半は、帰宅後にビデオ観戦となりました。
この日の試合、山形の攻撃時間は約20分間でした。前節のC大阪戦に比べて倍増です。だいぶ良くなってきました。
前半立ち上がりの山形を見て、
リーグ戦過去2試合+練習試合レッズ戦と比べ、立ち上がりから随分と人数をかけて攻めるようになったと思いました。こうでなくっちゃいけません。
ボールがアタッキング・サードに入ると、両ウィング、船山、マサルが上がります。もう少し時間を稼げると、SBやケンタローも上がってきます。多い時で6人ほどがアタッキング・サードまで進入するという、これまでにない山形が見られました。
この攻め込んだ状態から、船山の強い枠内ミドルシュートが飛び出すなど、立ち上がりの12~13分くらいは良かったと思います。
その後、攻撃が絶え、失点の場面に。
1失点目も2失点目も、それほど速い攻撃ではありませんでした。人数も数的同数以上だったと思います。しかし、ゴール前ではイグノとアドリアーノにスピードある動きを許していました。
ポイントは、最後のFWとの対峙ではなく、攻撃のテンポが加速した中盤の攻撃の起点です。
1失点目でいえば、二川に縦に自由にパスを出させたところ、2失点目も、二川のテンポを変えるプレーを許したところです。ガンバの攻撃の起点は二川と遠藤ですが、彼らをフリーにしてしまったことが失点を生んでしまった原因だと思います。
これらのシーンにおいて、近くに山形の選手はいました。船山、マサル、ケンタローなど、数メートル横に立ってはいたんです。しかし、ちょっとした厳しいチェックを怠りました。
彼らのプレーをほんの一瞬妨害するだけで話はガラッと変わります。守備の集中力とはいいますが、あとひと息のところです。
後半の立ち上がりはイマイチでしたが、ハセ、伊東とフレッシュな選手を投入し、廣瀬を投入してからは再び活力が戻ってきました。
廣瀬投入後から宮本の同点弾までの約10分間の山形は、J1昇格以降で最高の出来だったと思います。
この10分間、廣瀬、宮本、船山の3人の関係を柔軟に使い、とにかく突破を試みました。そして、宮本の2度の決定機を生みだしました。山形にとって、J1初の2点差を追いついたシーンでした。
ほぼ完璧な崩しだったと思います。
なお、宮本が目立ちますが、この2得点を生んだのは船山です。彼のプレーはガンバ得点時の二川と同じで、山形の攻撃のテンポを一瞬で変えました。船山がフィットしてきたのは期待が高まります。
しかし、しかし、問題は同点後です。
逆転に行くのか、ドロー狙いの籠城サッカーに変えるのかがはっきりしませんでした。監督も決めかねていたように見えましたし、選手も心が決まっていないようでした。J1初の2点差からの同点ですから、仕方ありません。
そして、そんな中途半端な中での伊東のミスからの逆転弾。あのシーンも、伊東からのカウンターが中途半端だったことがポイントでした。「逆転に行くんだ!」というプレーではなく、何となく繋ごうとしたパスを奪われてしまいました。これはパスの出し手と受け手の両者の問題です。
試合を通じてみると、山形が攻撃した時間が大幅に増え、しかも、前半、後半ともに、攻撃のパターンは非常に良かったと思います。
つまり、この試合の成果は、今後の試合に十分に勝てるだけの自信が選手に備わったことだと思います。
この試合の宿題は、メリハリをしっかりつけることを痛感したということでしょう。攻めていない残りの70分間は、真摯に守れば良いだけです。山形は守ろうと思えば守れるクラブです。攻守のメリハリを付けられることは、相手クラブに取って最も嫌なことだと思います。
そして、どんな試合であれ、最後は勝ちに行くこと。決勝ゴールを生んでしまった中途半端な伊東のプレーをなくさなければなりません、ドローで良いのではなく、逆転するまでは強気に出ないと。
ということで、船山のプレーに満足し、何だか勇気が湧いた試合でした。
結果 G大阪 3 - 2 山形
観客 17,052人
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