季節外れの台風到来。
当地は朝から雨模様となった。
いつもなら、朝、等々力にシート貼りに行くのだが、この日は自宅で録画した欧州サッカーを観ていた。大雨の日の等々力は集客が悪い上、濡れるエリアにはあまり人がいない。ずぶ濡れになる覚悟さえあれば、キックオフ直前でも、いつもの応援ポジションは空いているはずだ、との読みである。
実にくだらんが、こういう予想も面白い。
というわけで、午後2時前に自宅を出発。冬ゴルフ用のインナー、フリース、ゴルフのレインウェアーを身にまとい、仕上げはフロンターレの水色ポンチョを着て、自転車で等々力に向かった。車で行っても駐車場は空いてないだろうからね。
わが家から等々力に向かうためには多摩川を越えねばならない。さすがに風が強かったが、雨はさほどでもなく、助かった感じだ。そして、2時過ぎに等々力到着。所要10分。川崎市民でないのにフロンターレを応援するのは、こうした現実があるからだ。変な場所に移転されたら、まず続くまい。
で、等々力の様子はどうだったかというと、写真のとおりである。
メインスタンドにはほとんど誰もいない。いつもは満杯のバックスタンドも、この状態だ。そして、試合中もこんな感じであった。集客状況は予想以上に少なかった。
まあ、この7,000人あまりのお客さんがフロンターレがJ2に降格しても付いてきてくれるサポーターなのだろう。それでもJ2時代の倍はいる。立派なものである。
では、この熱心なサポーターに見せてくれた試合を振り返ってみよう。
~Game Report~
この試合、何といっても注目しなければならない点は、コバ悠と楠神という両大卒ルーキーの同時先発である。彼らがどれだけできるか、試合の勝敗以上に関心があった。
また、欠場のユースケのSBにはタサが超久々に入り、イナの位置にはこの日もヨコが入った。メンバーが大きく変わり、見どころが多い試合であった。
※今回から、悠さま、神さまという、少々おちょくった呼び方は控えることにした。期待を込めて。
システムとしては、4-4-2ではあるが、いつもに比べれば、さすがにバラバラ感が強い。攻守にわたって、非常に効率が悪く、運動量を強いられる試合となった。まあ、この点は仕方がない。
攻撃時は、ヤジが真中にいて、コバ悠が衛星的に動き回り、ヴィトと楠神がクロスするような動きである。まずまずの動きではあるが、楠神やヴィトールの強烈なシュートはあったが、ゴールに迫ったシーンは少なかったと思う。
風雨が強くて、プレーが上手くいかないのと、バラバラ感がこの試合中には解消できなかったことが原因だ。
また、バックラインからボールを繋げないシーンが多かったことも気になる。この辺りも前線との連携がイマイチだったことが原因だろう。
守備時は、前線からの守備はまずまずだが、サイドを使われることが多かったのが気になる。特に自陣右サイド。楠神とタサのサイドだ。不慣れなところを狙われた印象はある。
磐田が先制
後半になって風雨が一層強まった局面で、追い風を利用して磐田が猛攻を仕掛けてきた。全部で5分程度であったと思うが、その間に先制を許してしまった。しかし、この失点はもったいない。
強烈なシュートを相澤が弾いたものの、それをキクがクリアーせずに、軽率に繋ごうとしたボールをさらわれ、クロスを上げられ、ジウシーニョに押し込まれた。ジウシーニョの位置をしっかり把握していなかったヒロキにも責任はあり、両CBの集中力が切れた瞬間をやられた格好だ。
いつものことだが、もう少し、集中して欲しい。
ヤジの同点弾
ヤジにはあまりチャンスはなかったと思うが、ケンゴのパスを芸術的なトラップでターンし、あとは、GKとの1対1を難なく押し込んだ。ヤジのセンスと技術を感じるすばらしいゴール。このゴールを見れただけでも、豪雨の中で来た価値があった。
コバ悠と楠神
結局、二人とも途中交代。特に悪くもなかったが、懸命に動いていた分、スタミナは消耗していた。妥当な交代である。
彼らのような若い選手、将来のフロンターレを背負って立つ選手たちを、もっともっと、試合に出して欲しい。毎試合、5分、10分で良い、イナに代わってヨコを出すくらいなら、ジュニやクロに代えてコバ悠や楠神を出して欲しい。そして、必死に走らせれば、イナの負担も軽くなるはずだ。
大事なことは経験。この試合に足りなかったものだ。二人ともシュートを3本ずつ放っている。しっかりとしたシュートも打てていた。もう少し経験があれば、ゴールを得ていたかもしれない。
彼らには今後も多くのチャンスが与えられるだろう。次代のフロンターレの中心選手という気概と自信で、日々、鍛錬して欲しい。
~最後にタニについて~
この試合、タニも先発に使えなかったのだろうか?と、残念に感じているのは私だけだろうか。コバ悠に代わって入ったわけだが、コバ悠も素晴らしかったが、タニは何か危険な匂いがするスペシャルな選手である。神出鬼没で、何かやってくれそうな選手なのだ。彼のような選手は、相手から見ると本当に怖い。
タニが入る前、川崎は向かい風に苦しんで、ほとんど攻撃のパワーがなかった。しかし、タニが入って以降は、川崎に再び前に行くパワーが戻った感じがして、ついにはヤジの同点ゴールを生んだ。
時間経過だけを追えば、
楠神⇒クロ、川崎失速、磐田先制、コバ悠⇒タニ、パワー回復、ヤジ同点弾
となる。
クロには申し訳ないが、楠神からクロに代わって、川崎のパワーがガクンと落ちた。そして、低出力時に磐田に一発でやられた。タニを投入して、何とかパワーを取り戻し、あとは、最後まで押すことができた。
川崎がJ1に復帰して以来、川崎の戦績は目を見張るものがある。2位になった2006年、2008年、2009年、タニはMFとしては多くの得点をあげている。最高勝ち点を積み上げた2006年には13得点だ。
J1復帰以降の川崎の好成績を支えているのは、ジュニでも、ケンゴでもない、おそらく、タニなんだと思う。しかし、今まではタニの意外性である「そこにタニ!」が原動力だったわけで、ムラが多いのも事実。彼が本当にレギュラーに定着した時、川崎にタイトルが来るのではなかろうか?
結果 川崎F 1 - 1 磐田
観客 7,348人
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