ドイツサッカー紀行.1 Allianz Arena @ミュンヘン | てっちゃんとコテッチャンのブログ

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ミュンヘンにあるAllianz Arena。FCバイエルン・ミュンヘンの本拠地。2006年ワールドカップの開会式会場である。

スタジアム・ツアーに参加(10ユーロ/大人)
予約不要。30分間隔で出発している様子だが、基本はドイツ語ツアーで、ところどころに英語ツアーが実施されている。FCバイエルン・ミュンヘンHPの英語ページでスタジアム・ツアーを見ると時刻表が出ている。この時刻は英語によるツアーのようだ。



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スタジアム雑感
立見席設置状態で69,000人収容。日産スタジアムクラスのでかさである。しかし、ゴール裏3階席からでも十分に観戦を楽しめる。せり出した上層席と急傾斜がなせる技と言える。

写真は3階席からの眺め。ピッチ全体が程良く見える。奥に見えるのは「ホームゴール裏」、座席が設置されていない中央部分が立ち見エリア、約3000人分とのこと。他のスタジアムに比べると、立ち見席が若干小さいような気がする。

芝の養生のために電気を照射していた。シーズンに3回も芝を張り替えるうえ、こうした照明をあてるなど、維持費は相当高そうだ。



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3階席の傾斜。ご覧のように十分な傾斜である。等々力の2階席と比べてみてほしい。但し、急傾斜にするために、スタンド内での通行は若干不便に感じる。横の通路のようなものがなく、出入り口から座席を伝って自分の席に行かねばならない。



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屋根も概ね全席を覆っている。実際は1階の最前列は濡れるらしい。屋根はフラットで、ドーナツ状の蓋がスタジアムを覆っているという感じだ。こういうスタジアムは日本にはない。



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3階のコンコース。スタジアムは質素な作りで、最低限必要な設備があるような印象を持った。
建設費は2.8億ユーロ、400億円弱といったところか。味スタより安上がり、埼スタの半分、日産スタの1/3程度の建設費である。日本はどうして高くつくのだろうか?
メインスタンド裏はスポンサーラウンジとなっており、ゴージャスな作り。その下はロッカールームや記者会見会場となっている。こうした設備は、日産も埼玉も似たり寄ったりだろう。


このスタジアムの欠点は階段が多いこと。急傾斜=高さがあるわけで、そこを階段で登らされる。この点はややきついと思う。



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アクセス
中央駅からMarienPlatz経由で30分ほど。スタジアム駅につけば、あとは誰でもわかる。ただし、埼スタ並に歩かされるので覚悟が必要だ。6~7万人収容スタジアムを駅前に作ることは世界的に無理なようである。
なお、駐車場が11,000台もあるので車でもOK、ただし、脱出には時間がかかるようだ。



最後に、Allianz Arena完成以前、FCバイエルンの本拠地はミュンヘン・オリンピック・スタジアムであった。日本の国立競技場と類似のスタジアムである。サッカー専用ではないスタジアムでミュンヘンっ子は30年以上も応援し続けた。Allianz Arenaはミュンヘンっ子の何十年来の悲願、ドイツサッカーの歴史である。我々Jリーグはまだまだだ。

ちなみに、オリンピック・スタジアムのゴール裏最上段からピッチまでの距離は120m、一方、Allianz Arenaのゴール裏最上段からは70mだそうだ。実に半分に距離に近づいた。

FCバイエルンのチケットは、発売と同時に完売が続いている。スタジアムツアーも、月曜日の昼時に50人は集まった。それくらいの人気が続いているといえよう。

Allianz Arenaは等々力改修の参考にはならないが、現在の世界最新鋭スタジアムとして紹介した。



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