閑話休題
日 付 | ハイオク | レギュラー | 軽 油 |
---|---|---|---|
6月18日 | 177円/ℓ | 166円/ℓ | 142円/ℓ |
- もくじ -
今回は閑話休題です。
最近仕事の話ばかりでたまには息抜きが必要だと思うので、今回はこの話題にしてみます。
実は前々から欲しかったランタンがあるのですが、今回機会があったので購入してみました!
コチラのランタンです。
有名なランタンなのでご存じの方も多いと思いますが、あらためて、ドイツ製のランタンでペトロマックスHK500と言います。
このランタンの最大の特徴は、その燃焼方法です。
よくあるランタンは、布製の芯に浸み込んだ燃料を芯ごと燃やす方法で明かりを作っていますが、ペトロマックスは燃焼方式自体が違います。
このランタンはタンク内に灯油を入れ、ポンプでタンク内を加圧し、さらにプレヒートさせる事で灯油を気化させ、その時に発生した燃焼ガスでマントルを燃やすことで明かりを作る仕組みになっています。
つまり、構造が複雑です。
私の偏見かも知れませんが、好きで整備士をしている人間は大体こんなアイテムが好きです。
そんな人間がモノを好きになる条件を上げてみるとこんな感じです。
①重さ(サイズの割に重いモノや極端に軽いモノ)
②複雑(構造が複雑なもの)
③艶(もともと艶がある又は磨くと艶が出るモノ)
④故障が多い(メンテナンスが必要で、怠ると不具合が出る)
⑤大きい(類似品と比べて)
⑥小さい(類似品と比べて)
⑦細い(同じ強度のモノと比べて)
⑧スピード(極端に速い又は遅い)
⑨パワー(極端にハイパワー又は極端に非力)
⑩経過年数(最新式又は物凄く古い)
上げればキリが無いのでとりあえず10個ほど上げてみましたが、まだまだ他にも条件はありそうですね。
ペトロマックスの場合、上の条件のなかでは①②③④⑤⑨位が該当しそうですね。
ただ、該当数が多ければ良いという訳でもありません。
特に⑩は只それだけで価値があると言えます。
話を戻しましょう。
ペトロマックスの使用には幾つか工程を踏んで点灯させる必要があります。
今回も購入後すぐに点灯させてみましたが、このランタンを点火させるために必要なのは加圧とヒートだと感じます。
点灯はぶっつけ本番で行うにはリスクがありますので、一応確認がてら点灯させてみました。
昔、薪ストーブを購入した時に煙突に欠陥があることに気が付かず、キャンプ場で難儀した事があります。
それ以来何かを購入した時は家でテストしてから使うようにしています。
それでは早速点灯させてみましょう。
今回は通常の点火方式は使わず、アルコールでプレヒートさせてから点灯させてみます。
ランタンの中にアルコールヒート用の容器がありますので、そこに燃料用アルコールを入れて点火します。
アルコールの青い炎が幻想的ですね!
マントルが新しければこの時に一緒に空焼きできます。
この時にバルブを開けるとかポンプで加圧するとか諸々手順はありますが、比較的簡単に点灯させることが出来ました!
ペトロマックスの明るさは400w相当らしいです。
でも、ワットは消費電力の単位なので、燃料を燃やすペトロマックスの明るさを計るのに400wという表現が正しいのかは判りかねます。
でも真っ暗だった部屋が見事に明るくなりましたね!
明るさは光源を直視できない程です!
因みに、今まで使っていた小型ランタンを点灯させてみるとこんな感じでした。
お世辞にも明るいとは言えませんが、こんな雰囲気も嫌いではありません。
手元に置くなら圧倒的にコチラですね。
室内では解りにくいので玄関でもテストしてみましょう。
コチラが今までのランタン。
コチラがペトロマックスです。
目が痛いほど明るいですね!
という事で今回は新しいランタンを購入したのでテストがてらご紹介しました。
本当は細かいところも全てご紹介したかったのですが、それはまたの機会に。
余談ですが、普通のランタンに灯油を入れて火を付けると、結構煤が発生します。
ペトロマックスは灯油を完全燃焼させるためほぼ煤は出ません。
ただ、アルコールを使用せず、通常の点火方法を使用した場合は初めのプレヒートで煤が出るらしいです。
年季が入ってきたら本来の点火方法でとも思いますが、煤が出るのは頂けないので暫くはアルコールヒートで使用したいと思います。
また、オプションパーツも用意されていますので、いろいろ試していきたいですね。
という事で新しいランタンのお話でした。