俺は
道具がとても好きだ。
人が使うために作られたモノ。
その中でも一番好きなのはやはり
工具。
モノを作るためのモノ。
新しい工具を手に入れる度に、何か新しいモノが作れるんじゃないかとワクワクする。
その次に好きなのが、
キャンプ道具。
高機能ではなく、単純な機能をシンプルに実現している道具にはいつも感心する。
そんな道具を見るたびに、欲しくなってしまう。
で、それを使うためにキャンプに行く。
どうも
俺はキャンプ道具を使いたいがためにキャンプに行っているような気がする。
なにやら本末転倒な気もするが、まぁいい。
先日見つけたキャンプ道具。
折り紙式の食器シリーズ、
ORIKASO。
イギリスのフラットワールド社の製品。
名前から予想できる通り、日本の折り紙にヒントを得たらしい。
残念ながらMade in Chinaだったが。
今回はマグカップの紹介。
マグカップ以外にも、皿とかボウルとか種類がある。
中身はこんな感じで、折り目の線が入ったプラスチックの板。
これを組み立てるとマグカップになる。
パッケージ裏に組み立て方が書いてあるんだが、英語。
中に日本語の説明書が入ってる。
出来上がりはこんな感じ。
折り紙としてはとても簡単。
ちゃんと持ち手も付いてる。
サイドにはミリリットルとオンスの計量線が付いてるので、計量カップ代わりにもなるかも。
なみなみ入れて400ml。
結構デカめのマグカップ。
早速使ってみた感想。
・洗うためには一度開かなければならない
折り目の隙間に飲み物が入ってしまうので、マグカップの形だときちんと洗えない。
なので一旦開いてプラスチック板の状態に戻す必要がある。
まぁこれは仕方ないところだろう。
・飲み口部分がプラスチック板の端になる
皿とかボウルなら問題ないんだろうが、マグカップではかなり問題になる。
気をつけて飲まないと唇が痛い。
後は耐久性が心配。
使う度に組み立てる、分解するを繰り返すので折り目部分が劣化してきそう。
ちなみにこのORIKASO、近所のスポーツ用品店で安売りしてた。
おそらく売れなかったと思われるが、その理由を俺なりに予想。
・微妙に高い
元の小売価格は一つ600円くらい。
ただのプラスチック板と考えると、微妙に高い。
プラスチックのマグカップや皿なんて100円ショップで買える訳だし、使い捨てだったら紙コップでいいし。
・色のチョイスが変
このORIKASOのカラーバリエーションは、
赤・青・緑。
デザイナーはいったい何を考えてるんだ?
赤や緑はまだしも、
青い皿なんてとても食べ物を盛り付ける気がしない。
なぜ素直に白とか黄色にしなかったんだろう。
・パッケージに英語しか書いてない
これは輸入代理店の問題だろうが、この商品の説明が一切日本語で書いてない。
せめて
「かんたん折り紙食器!日本語説明書入り!」とかのシールを貼るだけでも売れ行きは違ったんじゃないか。
ただ発想は良いと思うんで、こういう問題点をクリアすれば結構売れる商品になるんじゃないだろうか。
例えば
店のロゴを入れてファーストフードの器として使うとか。
スタバのロゴを入れれば、600円でも売れるんじゃないか。
平面への印刷だからコストも安く済みそうだし。
または
これを食器にした駅弁を作るとか。
おぎのやの釜めしみたいに、食べ終わった後でも持って帰ってもらえる可能性が大きい。
パッケージに店名を入れておけばいい宣伝になる。
同じシリーズで食器や調理道具もあったら面白い。
スプーンとかフォークとか、お玉とかフライ返しとか。
どうせ素材のコストは安いんだから、4~5人用セットを作って安くすれば売れそうな気がする。
あ、その場合もソロセットは残しておいて下さいね、メーカーさん。
ん?
そもそもこれを型紙代わりにして、自分でプラ板切って作ればいいんじゃね?
今度どこかでプラ板探してこよう。
P.S. その1
パッケージに書かれてた
http://www.orikaso.com/ にアクセスしてみたら、Webサイトが無くなってました。
うーむ、発売元のFlatworld社は既に存在しないのかも。
Archive.org
にて orikaso.com を調べてみたら、2008年2月まではサイトがあったらしい。
このORIKASOのライセンスは今どこが持ってるんだろう?
ちなみに flatworld.co.uk があったのは2002年5月~2008年2月まで。
2002年当初から折り畳み食器にORIKASOの名称を使っていたみたい。
その頃は白とか黄色のラインナップもあったようだが、何で販売しなかったんだろ。
P.S. その2
ORIKASO の
ORI は折り紙の
「折り」として、
KASO は何だ?と思ってたら、どうやら日本語の
「可塑」のようです。
可塑(かそ) - 思うように物の形をつくれること。塑造できること。
(Yahoo辞書より)
「可塑性物質」だとプラスチックの意味もあるみたい。
しかし、日本語使うならもっとマシな言葉あったろうに。
日本人ですら日常的には使わないでしょ。
イギリス人が古い英和辞書使って名前考えたんじゃないか、これ。
日本人ですら容易に分からない名前を使って、日本市場ですら売れなかったって訳だね。
折り紙に敬意を表してるのかもしれないけど、もう少し世界的に万人受けする名前にしときゃ良かったんじゃないか。
うーむ、考えさせられるなぁ。